夏の終わり
気づいたら、蝉の声が聞こえなくなっている。
気づいたら、学生たちが夏休みを終えて登校してる。
気づいたら、ギラギラとしていた太陽が和らいでいる。
気づいたら、なんとなく涼しくなっている。
気づいたら…夏が終わろうとしている。
毎年、夏の終わりを感じると…胸の奥が湿るというか。
無性に寂しくなるのは何でだろう?
空を見上げる。
いつもそこにある青空だけど、夏の濃い青とは違う。
青がほんのすこしだけ薄くなっている。
夏が終わろうとしている。
秋が訪れようとしている…