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第62話 一人で魔法の査定をしよう

読みに来て頂きありがとうございます。


>王立魔法研究所で魔法の査定を一人で行う事になった。

 さて、広い空間に一人になった。


 さっそく魔法の査定をしていこう!


 『鑑定』スキルを使えば早いし間違いないよね!


 先ずは……



>魔法名:バブルワールド

>内容:泡を出し続けられる。食べられない。

>発動条件:特に無し。

>効果時間:即時発動。任意か力尽きるまで。

>効果範囲:特に無し。


 使えそうな、使えなさそうな……。

 スキルで鑑定したランクは『下級』。『最下級』ではないんだね。

 争い事を泡で制圧できるから、かもしれない。『下級』でいいよね。



 よし、次!



>魔法名:ハウリング

>内容:犬や狼に吠えさせる。

>発動条件:犬や狼が近くにいる事。

>効果時間:即時発動。一回につき一吠え。

>効果範囲:魔法が聞こえる範囲。


 ……嫌がらせしか思いつかない。

 人の役に立つことも無いだろう。

 『鑑定』上でも特段良い事は書いてなかったので『最下級』で。



 次にいこう!



>魔法名:フットマーク

>内容:離れた場所に自分の進んだ通りの足跡を残せる。

>発動条件:特に無し。土や埃、水など無ければ跡は残らない。

>効果時間:即時発動。

>効果範囲:能力次第。


 遠隔で足跡を付けるって……使いづらい上に犯罪に使うしか思いつかない……。

 『最下級』でいいよね。


 

 う~ん。次は?



>魔法名:ユアネーム

>内容:人の名前が分かる。

>発動条件:詠唱後、「あなたの名前は?」と尋ねると知る事ができる。

>効果時間:即時発動。

>効果範囲:視認出来る範囲。可能であれば接触可能な距離が望ましい。


 ……声かけて名前を聞いているよね? 魔法の意味って何!?

 そもそも魔法なのか怪しい……『最下級』にしてレインさんに確認してもらおう。


 ……次! 


>魔法名:タイニーレインボー

>内容:小さな虹を作る事が出来る。

>発動条件:特に無し。

>効果時間:即時発動。任意なしは力の続く限り。

>効果範囲:能力次第。



 これは使ってみたい!



 『タイニーレインボー』



 薄暗い地下室の天井に目一杯の虹が現れた。


 光と水の複合魔法なのだろう。意外と技術が必要そうだ。

 『鑑定』スキルでも『中級』だ。


 ここまではっきりとした虹は前世でも見たことがない。


 これはしばらく見ていられるなぁ……。


 この後もすばらしい魔法が出てくるとうれしいな。



 ……そう思ったのに。


 その後に続いたのは『遠隔で壁や床を叩いて音を鳴らす魔法』や『任意の蝋燭の火を消す魔法』、『遠隔で悲鳴を上げる魔法』


 ……ホラー映画だよね!?



 それからも面白魔法が続いた……楽しいけどね!


 十数巻を査定して、最後の巻物になった。

 これもおかしな魔法だったらまた虹を見てホッコリして終わろう。


 最後の一巻は他と違い、綺麗な表紙で中も質の良い紙が使われていた。これは期待できそう!



 中身は……これはすごい魔法かも知れない。


いかがだったでしょうか?少しでも気になって頂けた方はまた来て頂けるととてもうれしいです。

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