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第49話 中学1年の社会(歴史)にチャレンジしよう

読みに来て頂きありがとうございます。


>学習ドリルで中学一年の理科を終わらせた。

 お昼になるまで寝たけれど、まだ少し眠い……スキル『回復』……眠気が飛んだ! これは便利だね!


 そして、テーブルの上には栄養ドリンクが……女神様、大丈夫ですよ! でも感謝! お守り代わりではないけれど取っておこう。


 さて、順番としては社会のドリルだ。地理と歴史がある……地理から始めたいけれど歴史からにしよう。前世の世界での歴史ならば得意だし!


 ドリルは古代から近代までの問題が掲載されている。中学三年間分かな?



 分量からすると中学一年は縄文時代から江戸時代初期までかな?


 少し書き問題があるけれど、漢字が思いつかない答えも多いので選択式が多いのでとても助かる。


 研究が進み、習った事が変わっている事も多いだろうから注意しないと……。


 聖徳太子って書いて正解かな? 変わったり併記になったりニュースでみたような?

 イイクニじゃなかったよね……たしかイイハコに変わったよね。鎌倉幕府。


 それにしても学校で習う内容は政変や戦争が多い気がする。

 時代の節目を学ぶ事は重要だけれど、もっと平和な時の人々の生活について知りたかったかもしれない。もう知るよしもないけれど。



 休憩を挟みながら進めて、宵の口には江戸幕府の誕生まで来た。もう少し進めようかな?


 悩んだ視線の先に栄養ドリンクが見えた。

 疲れ知らずではあるけれど……お腹も空いたので一旦休憩しよう。



 冷蔵庫には肉や野菜がたくさん入っており充実している。


 栄養……久しぶりにお好み焼きでも作ろうかな? 


 キャベツとお肉はある。小麦粉や鰹節もあるし、ソースやマヨネーズもある。これならいいかな。


 そうだ。女神様も呼ぼうかな?


 先に準備をしよう。食材を切って混ぜておけばあとは焼くだけ!


 スキル『神との交信』



「声がけするのは流石です。すぐに焼いて下さい」

「女神様、こんばんは! すぐに用意しますね!」


 冷たいお茶を出すと飲みながらキッチンを見ている。


 フライパンが温まってきたので焼き始める。


「ホットプレートがあれば目の前で焼きながら食べれてよかったのですが」


「ホットプレート……電気を使う機器でしたね。ニコならばもう作る方法があるので試してみなさい」


 ん? 錬金術かな?


「そうです。今のレベルでも魔鉱石の加工は出来ますよ」

「心をすぐ読む……でも鉄板の加工とかは別ですか?」

「叩いて作る事は出来ると思いますが『鍛冶』が必要ですね」

「『鍛冶』スキル! よく切れる包丁が作れそう!」

「普通は武器や防具を作ろうと思う所ですよね……ニコらしいですが」

「スキルの入手方法が分からないので落ち着いたら鍛冶師に相談してみます」

「そうですね。落ち着いたら焼肉パーティーですね」

「焼肉パーティー……女神様らしいですね」


 1枚目が焼けたので女神様に出す。


「ソースやマヨネーズはご自由でお願いします。こっちはソースとマヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースです」

「では、お先に」


 女神様はオーロラソースですか。美味しいですよね!

 急ぎ次を焼こう!


「ニコ、美味しいですよ」


 本当によい食べっぷり! 美味しかったのなら良かった!



 その後、女神様は五枚、僕は三枚食べた。お腹いっぱいです!


 

 片付けて改めてお茶とお菓子を出す。



「ニコ、今日のお礼にアドバイスをしましょう」

「アドバイス? ですか?」

「ニコが思っている程、長くはないです」


 ミリア様……長くはない?


「はい。あなたはまだ十五日以上あるだろうと思っていたみたいですね?」


「はい……以前の聖女様の時よりは長く、と思っています」

「そこが間違い」

「間違い?」

「そこに娘の身体が耐えられるかを考慮されていません」


 身体の耐久力……回復では駄目なのかな?


「聖女は何度も『癒やし』の力を使い抑えましたが、あの呪いは進化し、耐性をつけていきました。そのため、どんどん効かなくなりました。最初からニコの『回復』であれば解呪も出来たのですが呪いは強くなり過ぎました」


 ウィルスみたいだな……。


「当然、聖女の行いは正しいです。方法は少ないですからね」

「はい。そうですね……方法は少ない?」

「『呪いを解呪する』か『呪いをかけた者の死』の二つですね」


 女神様ならば?


「はい。当然、私ならすぐに治せます」

「でしたら……神は関与はしない、ですか」

「分かっていますね」


 神様が直接動くのは特別な事だ。あれ……今は?


「ご飯を食べに来ているだけですよ?」


 この時間は世界に干渉していないですからね。


「僕が頑張らないとですね! どれくらい猶予があるかは教えて頂く事はできますか?」


 女神様は顎に指を添えて考えている。


「そうですね。それくらいはいいでしょう」


 助かります!


「ご飯分です。もうそろそろあの薬は出来上がります」

「デムスさん! よかった!」

「でも、効果は短いです。この世界では相当な薬ですが」

「……そうなりますと?」


「耐性が出来るので薬と合わせても……五日ですね」




 ……五日!? 時間が足りな過ぎませんか!?


いかがだったでしょうか?少しでも気になって頂けた方はまた来て頂けるととてもうれしいです。

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