表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/70

第35話 今日も魔鉱石を採掘しよう

読みに来て頂きありがとうございます。


>魔鉱石の採掘場で採掘を行った。

 採掘も二日目。


 日の出と共に採掘場に向かう。


 うん。やっぱりこっちには誰も来ないな。


 昨夜は宿の食堂で「なんで廃鉱寸前の所に潜るんだ?」と聞かれた。 

 説明がし辛いので「もしかしたら残り物に良いものがあるかもしれないと思って」とはぐらかした。


 そう言うと「宝箱が出たら教えてくれよ」なんて言いながら笑われた。


 からかわれたけれどお酒が入っているみたいだから気にしない。だから僕も笑って「宝箱が出てきても分前あげませんよ?」なんて返してみた。その後も、「分前くれなくてもいいからおごれよ!」なんて盛り上がった。何気に楽しかったな。



 スキルを駆使しつつまた掘り始める。


 すでにコツも掴んでいるので黙々と作業をした。


 掘って掘って掘って、拾う拾う拾う。また掘って掘って掘って、拾う拾う拾う……ただひたすら掘って拾う。


 だから面白い事は何一つ無い。


 でも、夢中で掘ったから魔鉱石がたくさん採れた!



 袋が重くなったと感じた頃、外に出るともう夕方近かった。


 もう、バックパックも満杯になってきたから終了しようと思う。 



 今日もまた宿に泊まる事にした。


 バックパックが大きい事に店主が気付いたけれど何も言われなかった。


 多分、黙ってくれているのだろう。


 そして明日一番早い時間の街へ行く馬車を教えてもらい、ご飯を食べて寝た。


 思ったより疲れていたみたいでいつもより遅くに起きた。



 街へ向かう馬車は数台連なっており、全てに魔鉱石が積まれていた。僕はその一台に荷物を荷台に載せて、僕は馭者台に座らせてもらった。


 ゆっくりだけど馬車に乗り慣れていない僕には新鮮で楽しい。


 馭者さんはおしゃべりが好きなおじさんでずっと話しかけられた。

 

 馭者さんは仕事が一段落したら海に行くんだ、と話していた。

 この国は海から離れているから行ってみたいそうだ。

 前世と同じなら行ってみたいな。

 ラノベやアニメのファンタジー世界だとイカやタコの巨大モンスターが暴れているイメージがあるけれど大丈夫だよね!?


 僕の想定より遅く、三日かけて街に着いた。



 時間はまだお昼頃。一旦、帰ってからお屋敷に届けに行こうかな。 



 家に戻り、地下室で荷物を片付ける。

 魔鉱石をサイズごとに仕分けてみると握り拳大が四十三個。依頼は五個だったから残りはストックしておこう……あれ? 二つだけ虹色の発光をしてる?


 通常の魔鉱石は黒いけれど微弱な光を発している。けれど二つだけ光りが違う。


 これは……『鑑定』。


>特殊魔石:微弱な虹色の光を放つ。通常の魔鉱石よりも魔力量が多く、稀に特殊な力を持つ。※現在のレベルでは鑑定不能。


 上のクラスの魔鉱石か……。しかも何か特殊な力もありそうだ。


 アーカムさんに一つプレゼントしようかな。依頼を請けた時にとても喜んでくれていたし。


 その他の魔鉱石もかなりあったので麻袋にいれておき、『ニコ』が納めていた魔道具の工房に買ってもらおうかな。


 旅の片付けも終わったのでアーカムさんの勤めているお屋敷に納品へ行こう。



 公爵様のお屋敷……ちょっと緊張するな。

いかがだったでしょうか?少しでも気になって頂けた方はまた来て頂けるととてもうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ