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妖魔狩り  作者: 望月満
13/22

其ノ壱拾弐 灼熱の焔


お久しぶりです☆

では、久しぶりの妖魔狩りをお楽しみいただけたら、

作者として幸いです、、、

 セントラルに着いたのは、次の日の昼だった。空のど真ん中に浮かぶ太陽が、光をさんさんと降り注いでいた。そして、

「―――少ないな」

 汽車から降りてすぐの広場に立つエリスは、ポツリと呟いた。

この国の中枢都市セントラル。そこは数年前まで人で溢れかえっていた。しかし今は、妖魔の大量出没で人口が激減してしまい、出かける人も少なくなったため、(さび)れてしまっている。

「・・・・・・ひどい有様だな」

 レネも呟き、ふぅっと息を吐いた。

「取り合えず、宿をとるぞ」

 エリスはレネに言うと、二人はセントラルを歩きだした。



『今月を持って、閉店いたしました』


『只今、閉店しております』


『誠に勝手ながら、閉店させていただきました』


「・・・・・・こうなると、宿さえも開かないか。こんなところに来る客もいないだろうしな」

「―――野宿」

 エリスの呆れているのか、感情がこもっていないのか、どちらともつかぬ声と、レネのポツンとした呟きが上がった。二人が回っていった宿は、すべて閉店してしまっていたのだ。

「町の中で、野宿か?」

「そうするしかないな」

 エリスはいたって普通だが、レネは少々呆れていた。結局、他に方法もなく、二人は小さな公園で野宿をすることにした。


 妖魔の活動が活発になる夜。セントラルの、ある公園では赤々とした焚き火が燃えていた。そして、その傍で眠るレネの姿。それから、黙ったまま焚き火を見つめるエリス。

パチンッ

焚き火の火が()ぜ、その瞬間エリスがハッと顔を上げる。

エリスが見つめるは、セントラルの中心の方。そして、

鋭く、巨大な爆発音がそこから響いて来た。

「!」

 音とともに、二人がいる公園に振動が起こり、レネがハッとして起きる。

「一体、何だ・・・・・・」

「中心だ。あれを見ろ」

 フッと音もなく立ち上がったエリスに促され、レネは中心を見た。と、

「爆発・・・・・・。爆弾か?」

 中心からは、黒々とした煙が止めどなく上がり、その下は赤々と燃えていた。

「違う。―――もっとタチの悪いものだ」

「?」

「魔術を使うことのできる妖魔だ。・・・・・・まさか、まだそのような者がいたとは」

 魔術を使う妖魔。

もともと妖魔とは、魔術が使える者と、使えない者とに分かれる。しかし、魔術を使う妖魔は、とうの昔にその魔力の大きさ故に、人間に滅ぼされたものだと思っていたのだ。

「行くか?」

「あぁ」

 エリスの返事より寸分はやくレネが立ち上がり、二人は疾風(はやて)の如く走り出していた。


 熱を(はら)んだ風が、身体に真正面から吹き付ける。レネの前を走っていたエリスは、

「レネ、これ以上は危険だ。我が一人で行く。汝はここで妖魔を狩っていてくれ」

 レネはコクンと頷き、ピタリと止まった。エリスはそれをしっかり確認した後、中心部へと再度駆けだした。

 灼熱の風が、容赦なくエリスを叩きつける。うっすらと顔に汗を(にじ)ませながら、エリスは炎の上がる方へと駆けて行った。

いかがだったでしょうか?

さて、そろそろクライマックスに入りそーなヨカン。

少なくて、あと十話というところでしょうか?

ラストまで。

しかし!です。

最近スランプにおちいってしましまして、なかなか書く手が進みませんっっ

かなりの不定期更新になってしまう可能性があります・・・・・・。

では、何卒よろしくお願いいたします<(_ _)>

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