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救出  作者: もんじろう
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 私は彼女に訊ねた。


 ここは極めて重要だ。


 まず、彼女が私の家を訪れたきっかけであるモデル募集によって履歴書が届いたときから、今回の計画は始まっている。


 今までの5人と同じく、私は彼女に現在1人も身寄りが居ない点に着目した。


 履歴書と共に送られた写真(モデル募集なので同封させるのは、しごく当然で簡単だった)で容姿は申し分ないと分かっていたから、後は彼女が嘘をついていないか裏付けを取らねばならない。


 私は1番最初のモデルを自分のものにしたときから、すでに探偵としてのかなりのスキルを会得していた。


 何のためか?


 これほど簡単な答え合わせはない。


 それはモデル募集と称して集めた女たちを永遠に私だけのものにするため。


 そう、その目的の過程で彼女たちが本当に履歴書の通りの天涯孤独な身の上なのかを確かめるためだけに、探偵としての技を身につけたのである。


 私はこれまでと同じく「松岡七奈」の身辺調査を行った。

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