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08 初めてのおつかい。

これからニ日に一度の投稿になると思います。

ロリコンの相手につかれたのでこのあとは都市観光をすることにした。

なんと言っても一番のお目当てはそう、温泉である!

朝の屈辱を果たすとき!


あ、武器買わなきゃ。

まず武器買いに行くか。

リーナにいろいろ教えてもらおっと。

地図とかあったら便利だな。


早速聞きに行くことにした。


「リーナ。地図とかない?この国の。」


「地図?あるけどお金かかるよ?」


ここのギルドは地図ごときで金を取るのか。

くそったれだな。

でも一応買っとくか。


「ん。いいよ。」


「それじゃあ1リアスね。」


「ん。はい。」


「まいどー。はいどうぞ。」


レンリはもらった地図を見てものすごい違和感を感じた。

その地図には線しか書いてなかったからである。

まんま地形を図にしただけのただの紙だった。


この国の地図ってこんなにしょぼいの?

もしかして全部の国でこんなんなの?

こんなんで1リアスか普通だな。


しょうがなく思ったレンリはいろいろ聞くことにした。


「武具屋とか美味しい食べ物ある店とか教えて。」


レンリは地図を開いて印をつけるように促した。


「そうね・・・いまいちわからないわ。」


は?わかんない?どゆこと?

お前今ここでミンチにしてやろうか?

そんで、ゴブリンにあげてこようか?

あんた結構いい肉の付き方してるから喜ばれると思うぞ。


「わかんないってどゆこと?」


怒りを抑えて聞いてみた。


「何も知らないの?私たちって地図ほとんど使わないのよ。だいたい感と記憶だけで行動してるから。」


そうこの国いやこの世界の人たちはほとんど地図を使わない。

よってちゃんとした地図がないのである。


「商人はちゃんとしたやつを持ってるかもしれないけど、普通の市民は買い物以外で動くことないから地図なんていらないの。」


ふむ。なら冒険者の場合どうすればいいんだ?


「正規のものを買うんだったら正規の店に行くのが一番だね。冒険者とかはふつうそこで買ってるよ。あ、ちなみに返品はできないからね!そこはよろしくぅ!」


こいつわざと話さなかったな。

もうお前は嫌いだ、もう知らん。


「そう。じゃあそうする。」


「あ、でも大体ならわかるから教えてあげる。」


そう言ってリーナは地図に印をつけ始めた。


「ん。ありがと。」


「これも仕事だから。いってらっしゃーい。」


と言うことでまず地図を買うことにした。


さてと行くか。


そして地図を買ったレンリは次に武具を買うことにした。

ちなみに正規の地図は20リアスとお高め。


武具屋ってどこだ?

『建物でかいし派手な看板あるからわかると思うよ』とは言われたけどそんなにか?って、


「なんじゃこりゃ?!」


そこには超ど派手な看板があった。

そこには『武具屋〜1番安い、なんでも安い、来ないと呪われる〜』と書いてあった。


いくらなんでも呪われるは書きすぎだろ。

ていうか、脅迫じゃん。


そもそもこの看板どう見てもキャバクラの看板とほぼ同じだよな?キャバクラってこんな感じだった気がする。


布の面積が少ない服を着た女どもがセクシーポーズして撮った写真あそこに貼ればキャバクラだわ。


ほんとに武具屋か疑ったが店の前にはディスプレイとしていかにもすごそうな剣や盾防具が並べてあった。

そして中に入ってみるとすごい量の武具が並べてあった。

そこで急に一人の男性に話しかけられた。


「あんた昨日チンピラ共を蹴散らしたお嬢ちゃんだろ?」


昨日の騒ぎの際にそこにいた人だった。


「そうだけど。だれ?」


「おっと、すまん。俺はガビル。この店の店主つまり一番お偉いさんってことだ。ちなみにお嬢ちゃんは?」


「レンリ。」


「レンリか。それで何しに来たんだ?武器買いに来たのか?」


「そう。何も無いから。」


「ということは冒険者になるのか?」


「もうなった……ほら。」


そう言って冒険者カードを見せた。

見せるとガビルはびっくりしたのか後ずさりしてこけた挙げ句、顎まで外してしまっていた。

Eランクに驚いたらしい。


「お、おま、お前!なんでEランクなんだよ。」


「試験で試験官ボコボコにしたら特例としてEランクからになっただけ。」


それを言うと完全にガビルの思考が止まってしまった。


ホントのこと言っただけなのにな。


「お前ほんとに言ってるのか?試験官って誰だったんだ?」


「たしか、ゴーバッタって人。」


「あいつをボコボコにしたのか?まじか。そりゃすげぇ。」


あいつそんなにすごいやつだったのか?

そうは見えなかったけど。


「武器買いに来たって言ったよな?なんなら俺が一から作ってやるよ。これでもグランデ王国の鍛冶師の中でも五本指には入るからな。」


まじか!こいつ凄いやつなんだな。


「ほんと?助かる。嬉しい。」


「鍛冶師ってのは強いやつのために武器を作るのが一番誇らしいときなんだよ。あと、宣伝してくれるし。」


なんかとても心強い。

しかもかっこいい。

漢の中の漢って感じだ。


「ならお願い。」


「おうよ、任せとけ。それで、どんなのがいんだ?好みとかいろいろあるだろ?」


そうだな。どうしようかな。

俺がモン◯ンで使ってたやつにしよう。


「じゃあ武器は大剣で。あと、ダガーを二本。防具はどうしようかな?」


「お前さんに似合いそうなのをこっちで適当につくっとくか?」


そうだな。それが一番だ。

でも、


「サイズはどうするの?」


「そこは安心しろ。着たときに大きさが合うようになる魔法が鍛冶魔法にあるから大丈夫だ。」


「ん。なら、お願いします。」


「おう!強いやつに作るは誇りだ!」


なんかほんとに楽しそうだな。


「いつ完成する?」


「そうだなー。三日後だな。三日後に取りに来てくれ。」


「わかった。よろしく。」


こうしてレンリは店をあとにした。

温泉シーンは次話で。

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