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07 ロリコン出現?!

2/12誤字修正しました。

魔導剣士になったレンリはリーナに連れられてギルドの2階へと案内された。2階には1つだけドアがありそこには支部長室と書かれていた。


マスターじゃなくて支部長なんだ。

初耳だ。


「失礼しまぁす。噂のレンリちゃん連れてきましたー。」


リーナがそう紹介して中には行っていった。


「おぉ。連れてきてくれたか。にひひ、血が騒ぐのう。」


おいちょっと待て。完全に変態だろあれ。

てか、見覚えあるし。


そこには初日に門の前でチンピラに絡まれたとき助けてくれたおっさんがいた。


「やぁ。久しぶりだね。お嬢ちゃん。にししっ!」


やっぱり変態だ。

こいつ絶対ロリコンだ。

知らないふりしとこ。


「だれ?あんた。」


「はうっ!ひどいよそれは〜!会ったじゃん門の前で助けてあげた人だよ?」 


「誰?こんなおっさん知らない。」


「おっ、さん。ダメだ。死の。この世の終わりだ。あー暇な人生だったなぁー。」


急にそう言いながら腰の剣を抜きはじめた。


あぁ。こいつホントに痛いやつだ。

この年になって痛いやつだ。

ちょっと馬鹿にしすぎたね。


「あ!思い出した。あの人だ。」


思い出したことにしよう。


「お!?思い出した?そうそうあの人だよ!」


「あのときありがと。」


「どういたしましてー!いやぁやっぱり小さい子っていいねぇー。」


「ギルマス。そういうのやめてもらえます?」


今まで黙っていたリーナがついに口を挟んだ。


「ギルマス、そういうのキモいんで。」


いいぞ!もっと言え。

もっと責めちゃえ。


「硬いなぁリーナは。そんなんじゃ見が持たないぞ?」


「私のストレスはほとんどあなたのせいです。」


「いいじゃんか別に。」


「だめです。レンリちゃんだって困ってますよ?」


ホントさ年寄りに好かれたくて美少女になったわけじゃないのに。なんなんだよロリコンって。妹好きは仕方ないけど。


「性格変わりすぎない?おじさん。」


そう。会ったときはもっと上品できちんとしていた。

なのに今は・・・


「そりゃ人前だったから変えるでしょ?あ、あと名前はリーベだから。よろしく。」


「ん。レンリ。よろしく。」


へぇ〜リーベって言うんだ。

強いのかな?

とても気になる。


「さて雑談はここまでにして本題に入ろうか。」


「本題?」


「ああ。君のランクについてだ。君を『Gランクからにするのはもったいない』とゴーバッタから言われたので、どの程度か聞いてみたんだけど君化物だね。」


化物って。

まぁあながち間違いではないけど。


「ん。それで?」


「それで君の職業は何かな?さっき決めてきたでしょ?」


「ん。魔導剣士しかなかったから魔導剣士。」


「ほう、魔導剣士しかなかったと。それは面白い。それじゃあ魔導剣士にふさわしいランクか。どうしようかな。リーナ、ちょっとゴーバッタを呼んできてくれるかな?」


「わかりました。」


やっぱり前代未聞らしいな。

こんな小さい美少女がいきなり世界の100人のうちの1人になったからな。ほんと出せばもっと強いけど。


「連れてきました。」


「おう、なんだ?あぁ?昨日の嬢ちゃんじゃねぇか。なるほどそういうことか。」


部屋に入ってきたゴーバッタはそう言いながらリーベの方を見て『ニヤッ』とした。


おいお前。多分間違えてるぞ。

ギルマスが俺を口説いてるみたいな感じで捉えてるだろ。

『それでこの子コレクションに入れるんだけどどうかな?』ってギルマスから聞かれると思ってるだろその顔は。


「ちょっとゴーバッタ。何その顔。変なことなんて何もしてないよ?神に誓って。リーナに誓って。」


こいつリーナ出しやがった。

美人さんを餌にしやがって。ゆるせん。


「そうか。すまんな。いつもみたいにあの相談をされるのかと思った。で、なんだ?」


やっぱり俺の考えで合ってたじゃねぇか。


「そうそう。それで彼女のランクについてなんだけど。ゴーバッタ的にはどう思う?」


良かった。

ちゃんと本題入ってくれてよかった。

2人で取り合いされるかと思った。

そして俺が『私で喧嘩するのはやめて』っ言うハメになるとこだだた。言いたかったけど。


「そうだな。実力だったらBランクくらいは行ってると思うが、世間の考えもあるから最初からそこまではできないな。」


「ゴーバッタもそうか。じゃあDランクくらいか?」


「いや、この際Eランクから始めてもらおう。」


「そんなに下でいいのか?」


なんかさっきまでとは全く違う真面目な話してるな。

さっきのは何だったんだ?

てか、逆に面白い。


「Eランクにしてすぐに依頼をこなしてもらえばいい。そうすればEランクから始めてもすぐにDランクに上がるだろう。」


「そうか。そうだな。じゃあEランクから始めるってことで。いいかなレンリちゃん。」


すごい。

ちゃんと話せたんだこの人たち。

まぁランクなんでなんでもいんだけどね。


「ん。それでいい。お願い。」


「わかった。それで行こう。リーナあと頼んだよ。」


「はぁーい。お任せくださぁーい。レンリちゃんついてきて。」


「ん。」


結構あっさりだったな。

でも普通Gランクから始まるのを2つ上のEランクから始めれるだけ結構楽なんだろうな。


リーナについていくと冒険者カードをつくったときに使った水晶と同じようなものがおいてあった。


「さっきと同じように手をかざしてみて。」


水晶に手をかざすとこれも同じように青く光った。そして冒険者カードに文字が書かれ始めた。


「はいっ!これで完了。これがホントにちゃんとした冒険者カードね!本当に無くさないでね?無くしたら面倒だから。」


様子を見てるとホントに面倒みたいだ。


「ん。わかった。任せて。」


こうしてレンリの冒険者としての人生が始まろうとしていた。


リーベは66歳の設定です。

いちおう。

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