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04 人を見た目で判断しちゃだめだぞ!

今日は早く書けたのですぐ投稿しました。

グランデの冒険者ギルドの前で叫んで恥ずかしくなったあとレンリは中には行っていった。


まず食べ物もらわなければ。

ちなみにレンリは時空収納という画期的な技を持っている。

そのため何を持っていてもバレない。


ん?待てよ、何か買えばいいじゃないか。

時空収納すっかり忘れてた。


こうしてレンリは、あっさり冒険者ギルドをあとにして食べ物を調達しに行くことにした。


さすがに一番でかい王国の首都だけあってすごい活気で溢れている。


う〜ん。迷うなぁ。どれもうまそうな店ばかりだ。


「ん?あれはもしかして。」


レンリが目にした絵には見覚えのあるものが載っていた。

それはカレーだった。


へぇ〜。食べ物はだいたい日本と一緒なのか。

これだったらあんまり困らないな。助かった。

よし、あそこにしよう。


目の前に立ってみるとやはりいい匂いがした。


これ、まんまカレーじゃねーか。 


「いらっしゃいませー!こちらへどうぞー」


店の中は思ったとおりでかくて綺麗だった。


さすが世界一の王国の首都だな。


「ご注文はお決まりでしょうか?」


「ん。コレとコレとコレとコレ。」


「結構量多いですが大丈夫ですか?」


「ん。よゆー」


ついたくさん頼んでしまった。

腹が減っては戦はできんってしってる?

それだよそれ。

腹減ったままじゃダメなんだよ。

わかったかい?君たち。


と、店員に向かって思ってるとすぐに料理が来た。


「こちらカーレエと食パーンとラメーンとカツドゥーンです。」


ちょっと待て。全部おかしかったけど最後のだけおかしすぎないか?なんだよ『カツドゥーン』って。

カツ丼しらない外国人が間違って『カツ、ドゥーン』って言うのはわかるけど。

ここでは正式名称が『カツドゥーン』なのね。

てか、全部のばすとこおかしいよね。


まぁ、じゅじゅじゅ、もぐもぐ、むしゃむしゃ、ほいひーはらはまんふるへど。

あ、今のは「おいしいから我慢するけど」って言ったんだよ。


味は申し分ないな。てかうまい。


さてと…腹が一杯になったところで冒険者ギルドに行きますか。


冒険者ギルドはほとんどの市町村にあってどこからでも依頼が受けれるらしい。市町村の大きさによってギルドの大きさも変わるらしい。ここは世界一の都市というだけあってでかい。


おい。俺の背が低すぎる件についてどうしよう。

受付の台の奥が見えんのだが。


「あれ?あ、どうしたのきみ?迷子だったら依頼を出せばいいと思うよ。」


迷子で依頼出すの?

チンピラとかがやってきたらどうするのさ。


「迷子の時って以来出すの?」


「出す子もいるよ。君みたいな小さい子はいないけどね。で、どうしたの?迷子?」


「ちがう。冒険者になりたい。」 


たぶんすごく拒否されるんだろうなぁー。


「え?!きみが?ほんとに?ダメだよそれは。まだ小さいし。」


ほら、拒否られた。

ホントは16歳なんだけどなぁ。


「人を見た目で判断しちゃだめ。まずは試験受けさせて。」


「いや、だめだよ。」


「ん。いいから。」


「じゃあ名前は?」


「レンリ。よろしく。」


「レンリちゃんねこちらこそよろしく!」


おぉ。ちゃん付で呼ばれるのはなかなかいいな。


干渉に浸っていたレンリは、半ば強引にして試験を受けさせることに成功したのでところで、ギルドの奥に連れてかれた。


「ゴーバッタさーん。試験者ですよー。」


ゴーバッタ?というやつが試験管らしいけどいかにも弱そうな名前だな。


「おう!なんだ?新人か?どいつだ見てやるよ。」


「この子です。名前はレンリ。冒険者希望です。」


目を丸くしてかにも『え?このガキが?』って言いたげに見てきやがる。


「え?このガキが?」


あ、おい!普通にさらっと言いやがったな。


「そうなんですよ。私も止めたんですが『人を見た目で判断しちゃだめ。』って言われたので。おねがいします。」


「まぁ、自分でそう言うなら仕方ないか。おいそこのチビ、手加減はしないからな。怪我しても知らないぞ。」


「だいじょぶ。よゆーのよっちゃん。」


「そうか。武器はあるか?」 


そういえば買うの忘れてた。テヘペロ!


「ない。なにも。」


「そうだろうな。なら、えぇと……ほらこれ使え。」


そう言ったゴーバッタは剣を投げてきた。

その剣はどこにでもある片手剣よりも少し短くレンリの大きさにぴったりな剣だった。


この剣……普通!

でも、長さがピタリ賞だな。さすがゴーバッタ!(笑)


「ありがと。じゃあやろ?」


「そう急ぐな。説明してからだ。」


「わかった。」


「ルールはいたって簡単。相手が戦闘不能になるか降参したら勝ちになる。勝ったからといって合格するわけでもないし負けたから不合格するわけでもない。」


負けても合格になる可能性があるとはとてもいいな。


「ん。意外と優しい。」


「まぁな。それで、攻撃手段は何でもありだ。殴ろうが切ろうが魔法をぶっ放そうがなんでもありだ。死にそうになったらすぐ治してやるからな。安心しろ。」


「だいたいわかった。さぁやろう。」


「わかったわかった。じゃあ真ん中に移動しろ。」


「ん。」


剣を使って戦ったことはないけどなぜかどう動けばいいかがわかる気がする。


「さぁ!行くぞぉ!」


「ん!」


レンリの初めての戦いの幕が切って落とされた。






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