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24 大会予選 (1)

間に合いました。

闘技場に到着したレンリは招待状を番兵さんに見せて選手控室へと向かった。そこには大勢の参加者が順部をしていた。


うわっ熱気すごいな。

男ばっかりであつ苦しいし。

これ絶対変なやつが絡んでくるよな?


レンリはくじを引くために進んでいった。


最終予選は一人一人自分でくじを引いてA〜Jの四人組に分かれて争い合うというルールになってる。


むっ、俺はF組か。

六番目だな。


ちらほらCランクの冒険者もいるんだな。

ギルドマスターから推薦された人たちはここから出場するからCランクがいて当たり前か。

それにしてもみんな重装備しちゃって何を見せつけたいのやら?


すると一人の男に話しかけられた。

ランクはC、ゴーバッタよりも少し強いくらいの重戦士だった。


「おいおい!ここはガキが来るところじゃねぇぞ?!」

「・・・」


めんどくせぇ〜!

なんでいつもこんなやつが出てくるわけ?

もう異世界転生のセオリーとかどうでもいいからやめてよ。

いや、楽しいよ?楽しいけどさ、もう少し強いやつにしてくれないかな?


すると周りから、

「あれって前回本戦の準々決勝まで勝ち上がった『壊し屋ゲッツ』じゃないか?」

「あぁ、そうだ。間違いない」

などと言われていた。


こいつが本戦の準々決勝まで残った?

この都市ってそんなにレベル低いのか?


「すみませぇん!係員さん!このガキ迷子みたいです!」

「迷子じゃない。ちゃんとした選手」

「はぁ?何言ってるんだお前?もう一度言うが、ガキが出るようなとこじゃないんだよ」

「いちいち騒いでるそっちこそガキなんじゃない?」


そう言うと「喧嘩売ったぞ?度胸あるな」とか「勝ち目ないのによくやるよ」などという罵声が聞こえてきた。


あれ?今のでなんか『聞き耳スキル』ゲットしちゃった。

こんなに簡単に貰えちゃうのか。

そんなことよりまずこいつ。


「はっ!よく言うぜ!『弱い犬ほどよく吠える』ってか?」


え?その言葉こっちの世界にもあるの?

以外だな。

こっちの世界のペットって言ったら牛とか馬とかだと思ってたけど、犬もいるんだ。じゃあ猫もいるのかな?

もう少し挑発してみよ。


「さっきから吠えてるのはそっちだから弱いのはあんたの方じゃない?」


これで流石にブチギレるでしょ?


「なんだとガキが!調子乗りやがって、お望み通り試合に出れなくしてやるよぉ!」


いや、望んでないけどね。


叫ぶとゲッツが殴りかかってきた。

しかしレンリがスルリとそれを避ける。


その後も連続で殴ろうとしたり、蹴ろうとしたりしてくるのですべて避けた。


ふふ、もっと挑発してやろうじゃないか!


「当たってないけどどうしたの?そろそろ本気出してよ」

「うるせぇ!ちょこまかと、ウザいんだよぉ!」


流石に完全に怒ったゲッツが剣を抜いてレンリに襲いかかる。


ガゥァン


レンリは右に回転しながらいともたやすくそれを避ける。

ゲッツが振り下ろした剣によって地面にクレーターができていた。


そして避けた回転を活かしてゲッツの剣を持っている右手に向かって回し蹴りを喰らわせる。


ゴギィ



「ぐぅァァァァァ!」


あら?

もしかして腕の骨折っちゃったかな?

いや、今のはこいつの骨が脆すぎたから悪いんだよ?

だって軽く蹴ったもん。


「なんだ?!どうした?ダイジョブか?」


少し経つと周りを巡回していた係員さんがゲッツの叫び声を聞きつけて駆けよってきた。

そしてゲッツを医務室に運んでいったあとレンリや周りにいた人たちを事情を聞くために大会本部に連れて行った。


連れてこられたレンリは10分程の事情聴取を終えて控室へ戻る。

結果は当たり前のように無罪ということでなにもお咎めはなしになった。

そりゃ俺何もやってないし、あっちから仕掛けてきたんだし。



「おい、あの少女だ」

「え、あれが?壊し屋ゲッツに勝ったのか?」

「あぁ、蹴り一つで倒したらしいぞ」

「でたらめだろ」


帰ると周りのヒソヒソが普通に聞こえてしまった。


聞き耳って意外といらないものだな。

これってオフにしたりできないの?

不便だな。


その後もずっとヒソヒソヒソヒソ聴こえてしまった。

しかもその全てがレンリに対してのことなので少し恥ずかしくなって顔が赤くなった。


あのカスってそんなにすごい人だったの?

なんかやばいことしちゃった?


すると今さっき入ってきたチャラいイかしてる格好の若造と一瞬だけ目があってしまった。

その男もまた声をかけてきた。


「ガキは帰れ!」


するとまた聞き耳スキルが拾ってしまった。

「うわ、あいつ馬鹿だ」

「死にに行ったぞ」

「あの子強いからな」


恥ずかしっ!

しっかしだるいなぁ。

挑発してボコすか。


「ガキはそっちだハゲ」

「んだと!死にてぇのかゴラァ!」

「そんな事一言も言ってないし、言葉もわからないのか?見た目通りの馬鹿だな」

「はっ!死にてぇんだな、そうしてやるよ!」


殴りかかってきたのでその拳めがけてこちらからも殴ってやった。


ベキバキボキ


「あぁぁぁぁぁぁぁ」


あぁ、またやりすぎてしまった。

イライラしてて力加減が・・・。

逃げよ。

スタコラサッサー


その後に数回ほど同じようなことがあった・・・。

やっと最初の試合が始まった。

まだまだ先は長い。





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