破壊
明日の破壊も
意思なんかじゃなく
上限を超えてしまうから
プツンと破裂して
ほんのりベニ飛沫が舞い
美しいのかと鳥が鳴く
そこに何があるのか
数字か、文字か、物体か
塔がそびえるのか?
燃えるのか
解けるのか
煙か、水か、酸素か
魂が重なる屋根瓦か?
破壊することを糧として
悦びに変えられる宿命の拠り所
上限に達するまで
もやもやと生育する
ゆるんだ口が根を増やす
無駄なロードは消す
無為な足は潰す
自然の摂理のまま
ヘイワになる
流されていく無意味の架け橋
しばらく水に絵を描いている
時が流すファンタジー××××
決して理解者なんか要らない