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翼を失った竜と血塗られた聖女  作者: 小鳥遊輝
第一章 聖女覚醒編
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第壱話 魔王召喚の儀式と聖女の復活

書いてますがきついです。

時間かかりつつも細々と続けることになるのかなぁ…。

 ここはどこだろう。

 ずっとここにいたような気がするのにここがどこだかわからない。


 私は誰なのだろう。

 大きな何かを成し遂げたはずなのに今は誰だかわからない。


 なんでこんなところにいるのだろう。

 私をここに追いやったあいつの声は思い出せるのに、なんて言っていたのか全く思いだせない。


 

 大切な何かを守るために戦ってたはずなのにその何かが思い出せない。



 そんな思考の繰り返し。いい加減に、眠っているであろう私は目覚めたいと思うけれど目覚め方なんてわからない。


 いいや。そもそも、目覚めながらに眠っている。眠りながら目覚めている。そんな矛盾が矛盾でないこの場所でどうすれば良いのかなど全くわからない。


 だから、私はここに永遠にいるんだろう。そう思う。




 生きながらにして死んでいる。死んでいながら生きているこ場所で…。







 +++ † +++







 ある世界のある場所では今、魔王を復活させ、その力をもって世界を手に入れようとしている愚か者たちが集まり玉座の前で奇妙な儀式が行われていた。


 黒衣を着た男や女が入り混じり、大きな壺の周りで奇妙な言葉を並びたて、今か今かと儀式の成功を夢見ている。


 大きな杖を持った恰幅の良い太った司祭のような人物が躍り出て、壺の前で何かを唱え始めた。


「ああ、魔王よ。復活したまえ。そして我らにその力を与えたまえ」


 つまり彼らは魔王を復活させ、力を手に入れようとして、この危険な地まで赴きこのような儀式を行っているのだ。


 今、彼らのいる場所は、今は亡き魔王ゼノンが倒された場所であり、魔王の城の玉座の間であった。


 魔王の城付近は危険地帯であり、≪黒の庭園≫と呼ばれる強力な魔物が住み着いている場所の真ん中に魔王の城は存在する。


 ここを越えてくるに当たり彼らは当初の人数のおよそ五分の一まで減っていた。それでも膨大な数の人間がこの場にいる。


 彼らが何を考え、何を欲しているのか。それは、簡単な言葉で言えることではないが、つまるところ世界に絶望し、「この世界を魔王と共に自分たちの手で壊してしまおう」とか、大きな権力や金を欲し「力を得て国を作り、豊かな生活をしよう」などの腐った人間たちがつまらぬ希望を叶えんと魔王を復活させようとしているのである。


「おお、魔王よ。復活したまえ。そして我らにその力を与えたまえ」


 長い時間彼らはここでこのように祈り続けている。一心不乱に。


「ああ、魔王よ。復活したまえ。そして我らにその力を与えたまえ」


 そして彼らの待ち望んだ時はきた。壺からは光が放たれ何かを示す兆候が現れ始める。そして彼らは狂喜乱舞する。




 彼らの思惑とは全く違う存在が出てくるというのに…。








 +++ † +++







 ≪ここ≫にいた少女は一筋の白い光を見つけた。


 少女にはそれが何かはわからなかったが≪ここ≫にいることに気付いてから初めての変化だった。


 だから少女はその光のある方へと進んでいく。


 ≪ここ≫にいた少女にはその光は温かいものに感じるのだろうか。目を細め、その顔は笑顔に満ち溢れていた。


 そして少女は光の前にたどり着き、その光に触れた。




 そして少女は忘れていたすべてを思い出し、≪ここ≫つまり魔王が自分に掛けた封印の空間より抜け出した。






 +++ † +++







 少女が気付いたとき、そこは大きな壺の中だった。


 しゃがんでいたようで立ち上がると目に映ったのは大量の黒衣を纏った愚か者だった。


 少女が壺より出てきたことに気付いたのか愚か者たちは再び大きな声を張り上げ、周りの者たちと喜びを分かち合っている。


(ええっと、何この状況。全くわからないんだけど…。私何かしたのかな?)


 少女は彼らがなぜ喜んでいるのか全く分からなかったようで首をかしげ状況を把握しようとしている。


 そこに大きな杖を持った恰幅の良い太った司祭が出てきて言った。


「おお、魔王ゼノンよ。我こそはお前を蘇らせし者なり。わが名はアルベルト・ディーン・バッハなり。我に従え」


 司祭がそういうと周りにいた者たちは静かにかしずき少女の前に歩いてくる。


(こいつ何言ってんの?魔王ゼノン?なんでここで、あのいけすかない私を封印しやがった魔王の名前が出てくんのよ)


 そのように少女が思っていると、司祭は


「聞こえておらんのか?もう一度言うぞ、魔王ゼノンよ。我こそはお前を蘇らせし者なり。わが名はアルベルト・ディーン・バッハなり。我に従え」


 馬鹿馬鹿しい。少女は思った。


(つまり、こいつらはゼノンを復活させて力を手に入れようとしたわけだ)


 少女は瞬間的に理解すると、周りにいる阿呆共に向けて言葉を放った。


「何を勘違いしてるかわかんないけど、魔王ゼノンは死んでるは間違いなくね。そして、私はゼノンなんかじゃないわ」


 少女が事実を述べた瞬間、愚か者たちは一斉に騒がしくなる。


 それを司祭は時間をかけ治めると、少女にこう問いかけた。


「では、そなたは何者だ?」


 問いかけられた少女は答える。




「私はセリーナ・A・アインスフィア。ラブリオール王国より派遣された魔王討伐隊の隊員。つまり、勇者の仲間よ」











文章が稚拙です。

3人称で書くのは難しいです…。

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