⑪二層へ
「俺は戦士のリュウ。こっちは魔法使いの—――」「ろ、ろろろ、ロロです! ぼぼぼ、僕もリュウさんと初めてパーティを組んでいます。御迷惑をおかけしないよう精一杯頑張るので、よろしくお願いします!」
代表として俺が握手を交わし、ロロは何度も頭を下げる。
「ロロロロロロロ。ムズカシイ、ナマエダナ。ナンカイダ?」
「二回です!」
「あぁ、えぇと………頑張るのは魔法の方だけにしてくれ」
やや引き目になるシランド。彼の様な初級冒険者との出会いは初めてだった様だ。
こうして、俺達は洞窟内で出会った冒険者、シランドとダッカ―と臨時のパーティを編成する事となった。
前衛の戦士と盗賊、後方に弓手と魔法使い。彼の言う回復魔法が使える仲間が欠けている事は痛いが、単純な戦力としてのバランスは悪くない。
「等級上、俺がパーティの指揮を預かるが………何か意見があれば、遠慮なくいつでも言ってくれ」
シランドが自前の地図を開きながら、第二層に続く道を確認する。
ならばと俺は一歩を踏み出す。
「第二層の入口なら、俺が案内出来る」
正直、第二層自体の知識も経験も少ない。今の内に、発言力を高めておこうと考えた俺は、先頭を歩き出し、三人について来るように振り返った。
「なら頼むとしよう。ついでに、下に潜るまでにお互いの戦い方を確認しておきたい」
こちらとしても相手の力量を知っておきたい。断る理由はなかった。
常に最悪の場合を想定する。
あの冒険解説職の言葉が脳裏を過ぎる。




