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追放された魔術師に声をかけたら異世界から来たチート級の魔法少女でした。~不撓不屈のオルカ~  作者: 堂道廻
【第五章】ワットウィルビーウィルビー

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第51話☆ 試合を観に行こう

 おはようございます。因幡いのりです。


 現在進行中の《伯爵令嬢を護衛せよ!》ですが、初日を無事に終えることができました。


 よーし、今日も頑張るぞ! と気合を入れて朝早く起きたのですが、急遽今日の護衛は中止になったと連絡があったそうです。


 何かあったのでしょうか?


 貴族社会の、ましてや異世界の貴族社会はわたしには遠く及ばない世界です。色々と事情があるのだと思います。

 

 向こうからのキャンセルなので依頼料金はそのままということなので安心しました。


 そして思いがけず時間ができたわたしはロランさんと剣武杖祭の観戦に行くことになりました。

 ロランさんがせっかくだから観にいこうと誘ってくれたのです!


 実はタイミングがあれば自分から誘うつもりでした。でもマチルダ様とロランさんのやり取りを聞いてから気が引けてしまいました。

 剣武杖祭に行けば嫌なことを思い出させてしまうのではないかと……でも杞憂だったようです。


 唯一の障害(邪魔者)だったアルカナは家で寝ています。どうやら彼女なりにぶりっ子を演じて疲れたようです。

 このまま永久に眠っていてくれればいいのですが……。


 な、なんてね〜! もちろん冗談ですからね!?

 はいはいッ、兎にも角にも久しぶりにロランさんと二人きりになれました。これはデートと言っても過言ではありませんよ!


 本日はメイン会場で三回戦と四回戦、第二闘技場で敗者復活戦が行われます。


 敗者復活戦のチケットなら当日でも取れるとのことなので、わたしたちは第二闘技場に行ってきました。

 

 何気に自分が闘う側だったので、この世界の対人戦闘を観戦するのは初めてです。

 敗者復活戦といえど出場者のレベルは高く、目の前で飛び交う魔術や繰り広げられる技と業の応酬は迫力満点でした。


 実戦同様のスタイルで戦うこの大会では、出場者に初級防御の魔術が付与され、有効打が決まって付与魔術が強制解除された時点で一本、つまり勝利になるとロランさんが説明してくれました。

 なので骨が折れたり流血することは滅多にないそうです。

 

 一昔前は腕が折れても血を吐いても相手を完全に打ち負かすまで試合を続けたらしく、「今の剣武杖祭は競技要素が強くなったから退屈だ。優勝したからって本当にツエーかどうか分からねぇ」と隣に座っていた知らないオジサンがわたしとロランさんの会話に入ってきて嘆いていました。


 さて、今日はずっとロランさんと楽しい時間を過ごせたのですが、わたしの頭の片隅には翼剣のカンナの名前が常にありました。

 名前の音の響きからして女性でしょうか……。どうしても気になってしまいます。


 モニカ学園長なら知っているはずです。でも学園長にとっても辛い話なのだと思います。興味本位で軽々しく聞くことはできません。


 もっとも、学園は大会が終わるまでお休みなので、モニカ学園長の自宅を知らないわたしは会うことができません。

 学校が休みの間は先生や生徒たちは帰省したり寮に留まったりと様々です。

 特待生のリアナちゃんは実家に帰省すると言っていました。


 そういえば、あの子、あのマチルダ様の傍をずっと離れずにいた従者の女の子。オドオドというか恐る恐るというか、人見知りそうな感じがどことなくリアナちゃんと被ります。


 わたしと同い年くらいでしょうか、次回は話しかけてみようかと思います。

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