9/11
秋と温泉
暑さや暖かさが過ぎ去り肌寒さに入った季節
今年の夏は特に暑さが長かった
朝夕は冷えるけれども日中の陽光を浴びればまだ暑さを感じる程には寒くない
一週間前にテキリスゲで切った指の傷は塞がった
皮膚の表面がスパリと切れる感覚は嫌なモノだ
暫くすると血が滲み出てくる
家に帰ってズボンを見ればくっつき虫がびっしりとズボンに付いている
丁寧に手で剥がしていく
ヌスビトハギと呼ばれる種
小道の草木が茂る空き地の側を通ると色々な事が起こる
あれだけ鳴いていた昆虫の声も非常に小さくなり、秋の夜長の言葉の通り日が暮れるのが実に早くなった
とはいえ読書をして暮らすには文学に興味はないし食欲が旺盛かと言われれば特に普通と答えるしかない
最近その時間を費やすのは天然温泉や露天風呂に入る事
スーパー銭湯と呼ばれる大衆浴場は平日の朝は空いていて広々とした開放感の中でお風呂に入れる
人が少ないに越した事はない
平日も夕方や休日には混むだろう
混雑すれば疲れは癒せない
指の傷があるうちは遠慮したが癒えれば楽しめる
アルカリ性の温泉はヌルヌルとしたお湯の感触で肌に実に良いと感じる
心身の疲れが流れ落ちていく感覚
お湯に浸かりながら考える
この人生の中であと何回温泉を楽しめるのだろうか?…と
あるいは生のある内に全国の温泉を巡るのも悪くはない




