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秋の雰囲気

日中はまだ暑さがある

しかし少し前のようなギラつける暑さは控え暖かさが勝る時期に入った

猛暑もまた今となってはどこか懐かしみがある

日が暮れ冷んやりとした空気が漂う

熱帯夜も失われ生暖かい時期も終わり涼しげな時

虫の声も聴こえない

昼間の音とは違う生活の音から深夜の寝静まる静かな音へ

ラジオやTVは起きている

ネットに休みはない

誰かしらが何かしら起きて活動している現代

それでも多くの人々は寝静まる

その中を早苗は1人歩く

深夜の夜道

自販機は光を放つが温かみを持つのはまだ少し先だ

夏の夜は涼しいイメージだが冷んやりした気温の今は冷たく寒い印象が強い

家々からポツリポツリと漏れている電球の光もまたどこか冷た気で


やがて夜明けを迎える

人がまだ寝ている時間

そして人が起きてくる時間

闇からうっすらと空が明るくなりかけの刻

雀の鳴き声が聴こえ始める

最近では雀も多くは見かけなくなった

近くにあった田や畑が失われてからだろうか?

それでも頭上からは雀の声が聴こえてくる


人々が起き始めてくる時に早苗は部屋に帰り眠りの時間を迎える

それは夜勤なる者達と同じくだろうか?

しかし昼夜逆転の生活をしている訳ではなく

その日はたまたまそうだっただけ

空は明るくなり姿が見えない雀の鳴く声を聴きながらベッドの上で眠りにつく

それは実に幸福なる事

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