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結婚式

春が来て絵子の新しい本「渡れない橋」が出版された。この本の執筆中に絵子は嫌と言うほど自分の本心と向き合わされた。渡れない橋とは絵子と灯の関係を表している。愛していても絵子は灯への橋を渡れないのだ。彼は女性を愛せないのだから。

絵子は編集者の三谷にプロポーズされた。絵子は自分の灯への思いを正直に彼に話した。そしてその思いが決して実ることがないことも。

三谷は「僕が一番じゃなくてもいいです。あなたとの結婚は僕が幸せになるためです。」と穏やかに言った。絵子は灯のことを忘れるために三谷との結婚を承諾した。

絵子と三谷の結婚式は函館で行われた。灯の笑顔が痛い。絵子の灯への気持ちを断ち切らせるために、函館で式を行うということがわかった。

本当にこれでいいのか?絵子は自分の心に何度も聞いた。そしてゆっくりとベールを外した。

絵子は灯とハチの住む家に戻った。

灯は私の気持ちをやさしく受け止めた。絵子はこれでいいと思った。愛する人のそばにいるだけでいいと。

私たちはセックスしない恋人だ。お互いを愛し敬って生きる。

1人1人性格が違うように愛の形も違っていい。

自分を常識と言う型にはめる必要なんてないのだ。みんなが自分の心に正直に光の中を歩けばいい。


                The End

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