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灯の秘密

あっという間に一か月が過ぎた。声の出ない絵子は灯がいることでいろいろと楽になった。灯はそろそろ仕事を探すよと言った。絵子は時々来るイラストの仕事と貯金で生活していた。ある日友人からエッセイを書く仕事をもらった。全く初心者の絵子だったがその文章はことのほか好評だった。それからイラスト入りエッセイという仕事が増え、貯金を切り崩さなくてもいいくらいになった。灯はカフェのウェイターの仕事を決めてきた。

『灯はきれいな顔立ちをしているからファンがいっぱいできるんじゃない?』と絵子はLINEを送った。灯は「僕が女性に興味がないこと知ってるくせに。」と言って灯は笑った。灯は女性の心を持っているのだ。灯と二人平和な日々が続いた。

「小説も書いてみたらいいのに。絵子は文才もあるよ。」と灯が言った。

『時間がある時に書いてみようかな。』と送信した。

二週間に一度絵子はメンタルクリニックに通っている。絵子の声の障害が心理的なところからきているからだ。カウンセリングも続けているがまだ絵子の声は戻ってこない。

病院の帰りの灯が働いているカフェに寄った。灯はすぐに絵子に気づきオーダーを取りに来た。絵子は笑ってカフェラテを指さした。絵子は飲み物を飲みながら持ってきた本を読んだ。読書しながら昨夜、灯が言っていた佐藤さんを探した。

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