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再会

ぼーっ、ぼーっとフェリーの汽笛の音。

絵子はLINEで文字を打った。

『半年前に恋人を事故で亡くして声が出なくなったの。』

灯は驚きしばらく黙った。

「一人旅は大丈夫なの?」と灯は言った。

『慣れたわ。』絵子の顔は曇っている。

「絵子はまだ函館に住んでいるの?」と灯はたずねた。

『うん、函館で一人暮らしよ。使っていない部屋もあるから遊びに来ない?』

絵子は灯の顔を見た。二人は二年ぶりの再会だった。

「凾館の街でのんびりしたいと思っていたからそうしようかな。」と灯は笑った。

青森から函館行きのフェリーはまもなく函館港に着くとのアナウンス。灯は日本中を旅した大きなリュックを背負った。

港からバスに乗り市電に乗り換えた。路面電車から眺める函館の景色はノスタルジックだ。

末広町で絵子は電車を降りる合図をした。僕はあわててリュックを背負った。絵子の家は八幡坂の近くにあった。絵子は家に入ると家中の窓を開けて空気の入れ替えをした。やさしい函館の風が入ってきた。灯は函館の天気をチェックした。明後日から下り坂だというので、灯は絵子に洗濯機を使わせて欲しいと頼んだ。長旅でたまった洗濯物があったのだ。

二人は洗濯している間コンビニで買って来たコーヒーを飲んでくつろいだ。







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