調査報告(2年目51週目_長命種について)
本報告では、長命種について調査したので報告する。
寿命の長さは種族によって異なる。人は医療大体70歳くらいで死ぬ。お金持ちが受けるような治療を受ければもっと延びるが。おおよそ100歳以上、寿命の桁が3桁以上を平気で生きるのを長命種と区別して呼んでいる。長命種として比較する場合、私たちは短命種、あるいは中命種とよばれる。
長命種は、私たちと積極的にかかわることが少ない。生きるスピード感が違いすぎる。十年をついさっきという形で言われると私たちは困る。同様に長命種側にとっても、私たちはぽんぽん生まれてポンポン世代交代していくので、仲良くなったと思ったらすぐ死んでしまうので困る。
なので、長命種は長命種だけのコミュニティを作ることが多い。ただ、私たち短命種のコミュニティに入り込んでいる人もいる。長命種の見分け方は、年季が入っており派手ではないが、手の込んだ腕輪、指輪などのアクセサリーをしていることが多い。長命種の中で、同じ家族、同じ部族を見分けるために使っているらしい。
短命種で、長命種の真似をしたいとそれっぽいアクセサリーをする人がいる。見分け方はとっても簡単。長命種特有の優雅さがない、アクセサリーを丁寧に扱っている。アクセサリーがピカピカで年季が入っていない。長命種の真似をして何になるのだろう。恥をかいているだけだと思うのだが。
いくつか有名な長命種を2人記す。話す人によって称号というか、あだ名が異なる。
慈愛きょう(漢字が難しくて書けない)、高貴な商人、骨食いのアルル、面食い:
名をアルル・スチューピと言い、政府にもコネを持つ大商人の長命種である。慈善活動に熱心で、孤児院への寄付をはじめ孤児や口減らしで売られた子供の救済に力を入れている。気に入った子供は自らの家に招きいれる。アルルの教育を受け出世した人もいるため、アルルに気に入ってもらえば人生逆転できると考える孤児も多い。骨食いの称号は、アルルに娘を売った親が娘の早世を聞き、最後に亡がらを見たいと懇願したときに、アルルが骨一つも見せない、と苛烈に返答したことから。
美食を追い求めるもの、守護者、食文化保存家、悪食のキエリー:
キエリーという名で活動している長命種。龍人らしいが真偽は不明。戦闘系の魔術師であり拳闘士。美食、珍味の類が好きで各地を転々としている。ノルデにも何度か来たらしい。何回か刑務所で服役したことがあり、罪の中には殺人もあるらしい。
珍味募集の張り紙をどっかで見た覚えがあるが、あれがキエリーかと今更ながら分かった。




