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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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進捗報告(2年目36週目_信仰について)

本報告では、この世界の信仰について、わかった範囲で報告する。


 地球に、神やそれに類するものの存在がいる可能性は無い、もしくは極めて低い。というのが、科学者の中では通説となっている。ただ、存在すると考えている人も大勢いて世界中の人々の中での統一見解は存在しなかった。私のいた当時の地球の科学力では観測できなかった可能性もある。


 私が今いる国の人は神の存在を信じているのが当たり前となっている。神の奇跡、加護と呼ばれるものが存在しているからだ。神のちょう愛を受けている人は加護人と呼ばれている。


 加護人というのは、障害を持っている人が多いらしい。例を挙げると、未来を予見できるが、盲目で近くものも見えない人。今まで読んだ本の中身をすべて記憶しているが、人の顔を全く記憶できない人。神官たちの中で、加護人は優遇されるらしい。


 私の同僚であるエーリは太陽神を信仰している女神官であり、加護人であるらしい。ちょう愛を多く受け取っており、身体能力は極めて高い。しかしその代償として、夜起きてはいられない。日がくれると強烈な眠気によって朝日が来るまで必ず寝てしまうらしい。


 夜の世界を知らない人生はどういったものなのだろうか。


 夜道の怖さも、夜の澄んで張り詰めた空気も、夜の食事の楽しさを知らないのは寂しいと思う。


 エーリやほかの加護人の症状は、本当に神のせいなのだろうか。それとも医学の発達が遅れているから、神の仕業とみられているのだろうか。 地球では、『神』は便利なゴミ箱だった。理解できないことはひとまずゴミにほおっておけた。

 

 私はまだ、この世界の神の存在を信じられずにいる。

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