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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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個人報告(2年目26週目_4級市民になったことについて)

本報告では、4級市民になったことを報告する。個人的な報告になる。


 ここ3週間は焦点具の提案書のさらなる改良、さらなるデータ取りに追われた。上のほうで提案書を受けてバタバタしているみたいだった。改良型の焦点具の名前は『共振式焦点具』、『タールズ式焦点具』、『第5世代焦点具』と定まっていない。仕事で全力を出すと、もっと全力を出せと言われるのは世界共通だ。


 第4世代になる前に、試験を受けされられた。試験官1人と密室の部屋の中で膨大な量の問題を解かされた。歴史、数学、教養、魔道具関連、小論文と多様なジャンルの問題だった。解ける範囲で良いと言われ、難易度も様々だった。大学のセンター試験みたいだった。4級市民になる人はこれを解いているのだろうか? そのあと面接があった。知らない3人に生まれから信仰まで色々聞かれた。

 

 何はともあれ4級市民の交付を受けた。すごーく、大変うれしい。4級市民になっても社会からの待遇はあまり変わらない。しかし、社会に受け入れてもらえたという感慨がある。食堂や喫茶店で座るときも、今までは後ろめたさがあったが、今はそれがなくなった。町をあるくときに端っこを意識して歩く必要がなくなった。日頃話す人の階級を気にする必要が少なくなった。気分がいい。おなじ街の景色でも輝いているように見える。ラキエで私が初めて働いた仕事場の人たちは元気だろうか。私が4級市民になったことをうらやましがるだろうか。彼らに対して、ちょっと後ろめたい。


 知り合いに祝ってもらった。ちょっといいものを食べた。もう少し頑張って生きようと思う。

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