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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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調査報告(2年目9週目_ダンジョンへ行く準備について)

本報告では、ダンジョンに入るための準備について報告する。


 社会の最下層に位置する5級市民が、ダンジョンへ入るのは、安全上問題ないのか?


 研究所のボスである教授に上記を相談したところ、4級市民に上がることが決まった。決まってしまった。ただし条件付き。条件は、ダンジョン出張を無事終わらせれば、正式に4級市民になるとのことだ。目標が達成したことを喜ぶべきか、危険地帯に行くことになったことを嘆くべきか。裏で交渉や工作があったと思われる。


 ダンジョンは、危険な場所である。文明社会において、危険な場所へ立ち入るときに必要なことが多々ある。事前講習、安全教育、立入資格などなど。


 ダンジョンに立ち入るのに必要なものは以下となる。


●ダンジョン基礎教育……ダンジョンの関連法規、禁忌事項、特有の病気、けがなど

●救急救命講習…… 止血の仕方、救命道具の使い方、病気の初期治療の仕方など

●健康診断……魔素に対する対抗能、アレルギー、食べれないものなどの調査

●体力測定……基礎的な体力の調査


 これらを、日々の仕事をこなしながら実施していく。大変忙しい。一緒に行くことになったカロナー君も大変忙しそうにしている。一蓮托生となってしまった。共同研究先からも、ダンジョンに来るまでにほしいデータが来ている。大学と企業の共同研究なんて話でろくなことはない。常人の倍働けないなら、共同研究はしないほうが幸せだ。共同なのでタールズ教授、共同研究先の偉い人と上司の数が倍になる。指示も倍!、仕事も倍!


ゆかいなデスマーチの始まりだ。 逃げたい。

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