調査報告(2年目4週目_発明の扱いについて)
本報告では、発明の扱いについて記載する。
先週は電気について、ほんのちょっぴり発明した。もし遠い未来でこれを読んでいる同郷の方がいれば、これから無双した報告になるのかと胸を躍らすかもしれない。すまないが、それはない。
それを期待しているのなら、本報告集を読み進めることはおすすめしない。
この世界にも、発明者を尊重する制度はあるかもしれない。しかし、官民学校の誰もがハーレムを築くことなく、豪華な服を着ているわけではないため、それなりといったところだと考えられる。研究者で、富を欲している人は少ないと思う。欲している人は事業家になる。ただ、知的好奇心を満たしたいだけだ。ついでに糊口をしのぐお金も欲しい。私もそう考える一人だ。この世界で、もし電気で面白いことができたらと思っている。なにもできなくても、ただあーだーこーだ考えているときが楽しい。
日本でも、一つの発明で億万長者になった研究者はあまり聞かない。例えばだが、21世紀のスマートフォンをはじめとするモバイルデバイスに必要な青色LEDを発明した日亜化学および研究者たちは、億万長者になっただろうか。日亜化学は、日経225(日本の代表的な会社255選的なもの)にも採用されず、いまだに認知度は低い。3人の発明者は、ハーレムを築くことなく、普通の人と同じルールで生きている。私は、名前も覚えていない。
後世には名が残らない、有象無象の研究者たちの人生を使いつぶし、できた成果の結晶が、文明社会というものだと思う。




