調査報告(3週目_食事について)
本報告では、1日の食事について報告する。
1日は、24時間であることが分かった。時間が何秒かはわからん。
労働は、8~20時であることも分かった。異世界移動前とあんまり変わらん。
ただ、時間のとらえ方、食事時間は日本とは異なる。亜人文化のせいか、4時間が時間の基本セットとなっている。大学生が90分を一コマと考えるのに似ている。食事は、1日4回。8時前に朝飯、12時に昼飯、16時に夕飯、20時に夜飯となっている。4時間働いたら飯の時間。亜人にとっては単純明快である。鐘の音色と、鳴る回数で教えているらしいが、まだどの鐘が何時間かはっきりしていない。
食事は、お粥のような穀物を煮たものが安くていい。一日の食事代を1000セルズ程度に収めようとすると、おかゆの時が多くなる。『ナガ』と呼ばれるじゃりじゃりした茶緑色の液体をかけて食べるが、これがうまい。苦みとうまみを感じるので、何かのタンパク質を発酵した食品だと思われる。味に困ったときは、『ナガ』味にすると大体イケる。黒い穀物の粉を薄く焼いたものも、2~3日に一回程度食べる。なかに肉が入っており、パリパリしてうまい。それは『オグ』と呼ばれ、自分へのご褒美にしている。