現業報告(32週目_ノルデ大学について)
本報告では、ノルデ大学について調査したので、それを報告する。
この国では、初等教育4年相当、中等教育4年、高等教育4年の4-4-4制だ。その上にも地球の博士に相当するものもある。
官立ノルデ大学は国(エンズ帝国)が運営している高等教育機関だ。国家として、優秀な官僚、士官、エンジニアを輩出するために設置された。 学部は、社会部、士官部、魔術部、魔術応用部とわかれている。
社会部は、法律経済科、理学科、人文科に分かれている。
士官部は、戦略情報科、一般科、支援科に分かれている。
魔術部は、魔術研究科、戦闘科、医療科に分かれている。
魔術応用部は、建築科、農・鉱石科、魔道具科に分かれている。
社会部は官僚を育成コースだ。座学中心となる。法律経済科は、立法、法律などにかかわる仕事になる。出世しやすいイメージを受けた。理学科、人文科は、教養をしっかり身に着け、公務員としても、研究員としても一人前になることを目指すコースとなる。
士官部は軍隊コースだ。3、4年生は、軍隊に見習いとして配属され、任務を受けながら勉強するのが特徴となる。戦略情報科は、将校クラスを育てる。一般科は現場指揮官、支援科は、軍隊のバックオフィス(会計、食糧、輸送など)業務の技官を育てる。
魔術部はモテモテコースだ。冗談だ。魔術師として一人前になることが求められる。魔術研究科は、魔術の基礎理論を突き詰め、研究員としても育成する。戦闘科は、軍の指揮下で、戦闘用の魔術を行使する火力として育て上げる。医療科は、魔術を使った医者を育成する。戦闘科、医療科は半分軍属のようなものだ。戦闘科、医療科は4年の後期に4か月のインターンシップがあり、現場を知りつつ学んでいく。
魔術応用科はオタクコースだ。半分冗談だ。建築科はその名の通り、魔道具や魔術を使った建築手法などを学び、国家にとって大事なインフラを扱う技官を供給する。農・鉱石科は、農業および重要資源である魔鉱石の採掘について学び、国中を出張し、資源を扱う技官を供給する。
私が所属する魔道具科は、魔道具によって、魔術の益を広く世に展開する技官を供給する。生産技術職と似ている。こーれはモテませんね。若者には人気がないのもうなづける。最先端魔術は、士官部の魔術研究科が発表することが多い。魔道具科は、『魔術回路の損失の10%を低減しました』、『この魔術を再現する魔術回路を作りました』のような地味ぃ~な研究成果が多い。また、魔術応用科で将来の収入が多いのは、農・鉱石科、継いで建築科だ。夢があるかと言われると少し厳しいものがある。
魔術応用科も4年に研究活動があり、論文を書かされる。
いつの時代も技術者はモテない。派手なものをぶち上げるものがモテる。アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズはみんな知っていて自伝を読んだこともある人もいるだろう。しかし、共同設立者であり、優秀な技術者であるウォズニックはあまり知られていないだろう。技術者と営業は両輪だと思うのだが、現実はそうでない。




