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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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調査報告(26週目_電気と魔術について)

本報告では、地球における電気と魔術の違いについて、報告する。


 地球では、電気を発電所から家に送るのに、交流という方式で伝送している。交流とは、電気の流れが一定の周期で変化する方式である。スマートフォンや、LED照明などは、電気を使用する際には、電気の流れが一定の、直流と呼ばれる方式に変えて使用している。


 交流の電気は、直流に比べて使いづらい。なのになぜ交流を使っているかというと、低い技術レベルで電気を発電~伝送~消費までするのに、涙ぐましい先人たちの紆余曲折があったからだ。そのおかげで、交流を扱う学問は進化し、私も学校で死ぬほど勉強させられた。


 一方、この世界は魔鉱石がある。魔鉱石は、高性能なモバイルバッテリー的なものだ。高性能なバッテリーがあると、わざわざ交流は使用しない。そのため、バッテリー文化だと、直流の学問しか育たない。交流の知識、発想こそがこの世界のない技術なのだ。タールズ教授も興味を示していた。


 私が持っている電気と交流の知識を生かして、何かできないだろうか? 交流の電気を用いれば、電波を作れる。電信がいけるだろうか? しかし、魔素を光に変える魔道具は既にある。この世界の通信はどうなっているのかを今後調べていきたい。


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