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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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調査報告(18週目_物流について)

本報告では、物流について調査したため、それを報告する。


 以前、この世界がバッテリー文化だと記した。快適なバッテリー文化を構築するためには物流が必要不可欠だ。

 この世界には、物流として汽車がある。魔鉱石から、魔素を取り出しそれによって蒸気機関を動かして駆動する。やはり蒸気。蒸気はすべてを解決する。地球で電気エネルギーを得るのには、石炭火力から、果ては核融合発電まで、すべて水を沸かしてできた蒸気を利用している。


 汽車の駅は私の寮から遠いが、行ってみた汽車の大きさは日本で見たくらいの大きさ。速さも同じかちょっと遅いくらいだ。人と貨物混成となっており、荷物の積み込み時間がやけにかかっている。

 汽車の先端は鋭利にとんがっており、ピンクブヨブヨしたものや赤い液体がついていた。この世界でも飛び降りがあるのか? ただ、先端がとんがっているのは、殺意が高すぎないか。気分が良くなるものでないため、見ないようにした。


 少し話が脱線するが、魔術回路を勉強しているときに、書籍の間違いについて発見した。マイナスとプラスを間違えることはよくある話だ。日本での学生時代にも専門書や論文で2度目撃したことがある。専門家の書いた書籍・論文の間違いや、記載抜けを指摘できるようになれば、その分野での半人前以上だと思う。なので、書籍の間違いを発見して、嬉しくなった。私もそこそこになったものだ。書籍の最後を見ると、連絡先があるので、間違いを指摘する文章と、こういった応用先もあると提案する文章をしたためた。 ふと、こういったところで、自己アピールが大事なのかもと思った。そのため、自分の履歴書と職を求めていること、魔道具にかかわる仕事がしたいことも文章に追加した。


汽車で郵便も運べるので、指摘の文章と、履歴書をまとめて送った。思ったより安い。2,000セルズだ。意外にも、電話やメールなどの長距離での情報伝達魔法はあまりないらしい。近距離でのテレパシー魔法はあるらしい。魔道具で作れそうだが・・・ 伝書鳩などほかの手段で事足りるからかもしれない。

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