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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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調査報告(14週目_食事について③)

本報告では、食事について調査した結果を報告する。


 異世界に来てからの食事を一言で表すなら、貧乏飯といって差し支えない。エンゲル係数は驚異の30%越となっていて、5級市民の貧困ぷりが分かるだろう。ただ、それでも贅沢はしてみたいという心がある。貧乏飯で最低限の栄養は取れるが、心が死んでしまう。


 心の栄養を取るため、時間があるときは市場を歩くことが多い。青空の下、市場が開かれていて、各食材の専門店をの間を練り歩くのは楽しい。


 肉類は、痛むのが早いためか大きい冷蔵庫のようなお店の中に入って購入する。冷蔵庫は魔道具であり、出ている冷気を、店員がでかいうちわであおぎ、庫内に冷風を循環させている。豚などは、丸々一頭が吊り下げられていて驚いた。床に血が滴っている。注文すると、メモ前で切り分けられて販売されいる。日本のスーパーでよくあるパック詰めしたものとは大きく違う文化を見るのは大変楽しい。


 野菜、果物の種類も豊富にあり、目を楽しませてくれる。この前は、オレンジ色のパイナップルみたいなものを食べた。酸味が強いが、甘みも強い。名を『ロポポ』という。切り分けて販売してくれるのでお財布にも優しい。


 この都市の植生は豊かだ。四季はなく、年中日本のGWくらいに気温になっているらしい。月ごとの降水量もあまり、変動はないらしい。おそらく海が近くにあり、海風が安定して上空を通る位置にある国なのだろう。図書館で調べたところ、この国は何回も人や魔物?の侵略の危機にあったらしい。その結果、周囲の国を併合したり、一部の国が魔物?の支配下になったり、さらに移民の流入も起こっている。


 人類はどの世界でも、土地の問題から離れることができないことを実感した。

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