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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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自己報告(12週目_私の能力について)

本報告では、私の能力についてまとめたので、それを記載する。


 「誰とでもコミュニケーションができ、読み書きできる」能力は神から授けられた力である。これは意識すれば、相手の話している言語が変わった瞬間が分かる。(標準語と関西弁の違いが分かるように)ただし、この能力は万能ではない。私の語彙にないものは話せない。私の国語力を超える異世界語は読み書きできない。たとえ話だが、幼稚園児がTOEIC990点を取ったら、翻訳家に成れるだろうか。成れないであろう、言葉をくみ取る社会背景が理解できないからだ。この文章は今まで日本語で日本語話者向けに書いているが、読みにくいところはあっただろうか? あっただろう。読み書きできても、適切な言葉を選ぶのはまた別の能力だ。「誰とでもコミュニケーションができ、読み書きできる」は世界で生きていく上の最低限の下駄のようなものである。この世界で大成するには、別の能力が必要になる。


 つまるところ、この世界で大成するには、私が日本で培ってきた能力を生かすほかない。電気科で9年間過ごして少しだけ得た電気・電子関係の知識。これは、魔術回路の理解のベースに使用している。機能ごとに要素を分解して理解するプロセスは同じだ。電気の理解のための数学の知識。数学を教えている教授は言っていた。線形代数は共通語だと。その通りだ異世界にも数字はある、y=ax+bも使う、微積分も使える、平均値も中央値も使えるかもしれない。

 社会人経験でほんのちょっぴり得た説明資料作成、問題解決能力。本質を見つける能力。スケジューリング能力。会社の偉い人は言っていた。優秀な研究員は研究分野が変わっても優秀な成果を出すと。


つらつら書いたが、それを生かせる職に就かなければ話にならない。

転職はどこでできるのだろうか?神殿?市役所? 何らかのアイテム? 

聞き込み先を探している。さすがに同僚に聞くのは・・・

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