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異世界調査・活動報告(週報)  作者: 香川 尊


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調査報告(9週目_魔術について)

本報告では、この世界特有の魔術関係について報告する。


【魔術】

・自然中(大気や物質中など)に存在する魔素を、論理を持って人が制御し、実務に活用する術。種類は様々であり、指先から火をおこしたり、傷を治療したり、ものを好きな形に変えたりなど。人の能力によって大きさも様々で人間家電の術、もしくは人間火力兵器の術になる。


【魔術師】

・魔術を正しく扱えると認証機関から認証されたもの。大体は、3級市民(一般人の憧れ)になる。異性にモテモテ。一家に一人、もしくは職場に一人いれば便利な存在。家電を一つにまとめて人にしたらこんな感じ。


【魔道具】

・一般人でも魔術を利用できるようにした器具。冷蔵庫、LED、はてはレールガンなど好きな電化製品を思い浮かべてほしい。それの動力源を電気から魔素に変え、魔素の供給元である魔鉱石の格納場所を追加したら魔道具だ。魔鉱石の中の魔素を魔術回路と呼ばれるもので、エネルギーに変換する。私の仕事場で扱っているものである。


【魔鉱石】

・魔道具の動力源としてよく使われる石。19世紀の石炭、あるいは現代のリチウムイオン電池の扱いに近い。違うのはエネルギー密度が石炭や電池よりも高く、エネルギー源として優秀。採掘場所がやや偏っているため争いの原因ともなる。


 地球では、エネルギーとして電気が主流で、電線を通じて各家庭内の製品にエネルギーが供給されていた。それは、①電池やバッテリーのエネルギー密度の小ささ。②エネルギーの伝送が、銅やアルミなど地上に多く存在するもので可能で、それが国全体にいきわたり、あまり盗まれないほど安価。③発電機という運動エネルギーから高効率に電気に変換できる存在。の3つの要因があると思う。


 この世界は、魔鉱石から供給される魔素をエネルギーの主流としている。バッテリー文化と言ってもよい。それは、①魔素を多く含みバッテリーとして優秀な魔鉱石という存在。②魔素の伝送路の材料がやや高い。③天然の魔鉱石を使い切った後、効率は悪いが、大気中から魔素を充填できる太陽炉という存在。からの理由だと思う。


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