第1話 人間をなめんな
「この学園で最強を目指すだぁ?」
神羅「文句あるか?ただの目標だろう。」
「このシデン様を差し置いて最強になるなんて夢のまたの夢よ!人間風情がしゃしゃり出てんじゃねーよ!」
神羅「ふーん、じゃあ殺る?」
シデン「はっ!なめてんじゃねーぞ。人間が獣人に勝てると思うなよ!」
神羅「先生。次の授業は何ですか。」
紗南「次の授業は…、ちょうど実技ね。やりあうならそこでやりなさい。」
神羅「わかりました。」ニヤァ
シデン「やり合おうぜ、人間がどこまで耐えれるか直々にやってやるよ。」
神羅「あぁ、殺り合おうぜ。」
紗南「みんな―、外に出なさい。もう授業始まるわよ。」
~校庭(闘技場)~
紗南「今日は実技でペアを組んで実戦をやってもらうわ。みんな、ペアを組んで―。」
シデン「やろうぜ人間‼」
神羅「あぁ、よろしく頼む。」
紗南「それじゃあ始めるわよ。」
神羅「よろしくお願いします」ペコッ
シデン「そんな御託はいいから、はよ来いよ~‼」ザッ
神羅「それじゃあ、お言葉に甘えて…。鬼の魂『鬼人化』」ゴッ!
シデン(なんだよ、これ…!?)
神羅「悠長に考えてる暇はねぇぞ。」シュン
シデン「どこ行きやがった‼」キョロキョロ
神羅「一発は耐えろよ。」シュン
シデン「なっ!俺の後ろを…。」
神羅「天翔流壱ノ蹴技『雷鳴』」ゴッ!フッ…ゴッ! 上段蹴りと見せかけての中段蹴り
シデン「ガハッ!」(軌道が変わった!?)
神羅「お前の負けだ。天翔流壱ノ蹴技『雷鳴』」ゴッ!フッ…ゴッ!
シデン「グッ!」(俺は…!)
神羅「次目が覚めた時を楽しみにしてるよ。」
シデン(負けられねーんだよ!!)「ぐおおおぉぉぉ!!!!!!!」ガッ! 足捕まえて
神羅(止められた!)
シデン「ガアア!!」ブン! 投げた!
神羅「くっ!」クルッ!トッ 空中で一回転+着地
「シデンが暴走した!先生早く止めて!」
紗南「セナ…。ご忠告どうも、だけど私は止めないよ。」
セナ「どうして!?」
紗南「あれは彼の問題だ。彼が解決しないといけない。」
セナ「くっ!」
シデン「があああ!」ドンッ!
神羅「自分の力におぼれて暴走しちゃうんじゃ意味がないよ。」ハァ…
シデン「があ!!」ブン! 右正拳
神羅「自分の力を制御できないんじゃ…。」ガッ! 受け止める
シデン「ヴゥゥゥゥゥ…」
神羅「三流だよ。シデン」ゴッ! 右回し蹴り
シデン「ガッ!」ズザァァァ…
メリス「流石ね…」スタスタ
紗南「学園長!!」
メリス「この学園の最強を目指すだけあるわ。それを目指す実力を彼は持っている。」
紗南「人間なのにですか?」
メリス「彼を人間だと思うのはやめなさい。その気持ちで挑んだら、殺されるわよあなた。」
紗南「そこまでの強さなのですか?」
メリス「一種の化け物と思っておきなさい。彼は伝説の国『大和大国』出身なのよ。人間だけど人間じゃないわ。」
セナ「…。」ゴクッ
神羅「先生、運んであげてください。保健室に。」
紗南「えぇ、そのつもりよ。学園長。この場をよろしくお願いします。」
メリス「えぇ、分かったわ。」
神羅「お前たちが俺の事をどう思っていようが俺には関係ないが…。」
その場にいる人たち「ッ!」ゾクッ!
神羅「人間をなめんなよ。」ニヤァ
第2話に続く
いやぁ、小説書くのはやっぱり楽しいな。今まで休止してたせいかめちゃめちゃ書くのが楽しいと思っている。モチベが高いって言うのかな?まぁいいや。第2話の投稿予定日は4月3日です。楽しみにしててねー!