表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

第5話:俺の体が持たないよ…

幼馴染っていいよね!

「お金なら私が貸そうか?」


「え、本当か!?」


「いいわよ。ただ、貸しだからね!」


「ああ、勿論。借りた分は必ず返すよ。」


「よしっ、じゃあ行こっか!」


そう言ってメルスナは宿屋に入っていった。受付では、相変わらず少女が一人で本を読んでいた。


「メジャ、久しぶり!」


「え、メルスナさん!?」


メルスナがそう声をかけると、少女は立ち上がって嬉しそうな顔をした。俺が来たときとは大違いだ。


「何だ、知り合いだったのか?」


「うん。ここには来たばかりの頃お世話になってね。メジャ、こいつがハルト。仲良くしてあげてね」


「え…あなたがハルトさんだったんですか……まあちょぉっとがっかりしましたけどよろしくおねがいします。」


「何だそれ…」


俺は困惑していたが、メルスナはそんな事は気にしない、といった感じだった。


「メジャ、ハルトとマズランさんの分のお金はとりあえず私が出すから、泊めてやって。」


「わかりました。ではこちらにどうぞ。」


こちらにって言ったって、どこにも行けないじゃないか、と思っていると、壁が開いて、通路になった。


(通路が隠されてたのか…)


そして、連れてこられた一つの部屋を見て、俺は、


(え、これまさか、マズランさんと一緒の部屋!?これじゃあ気が持たないよ…)


こんなことを思っていると、メルスナが狂ったことを言い出した。


「よし、宿もとったし、冒険者ギルドに行くわよ!」


「…行くわよって、今から?」


「そうだけど?」


俺の体は悲鳴を上げた。

今回も読んでいただきありがとうございました!

応援よろしくです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ