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文筆1

少し客が増えてきた 喫茶店の店内、

食後のコーヒを横に置きながら スマートフォンのメモ帳の真っ白な画面を開く。


この物語の始まりは?

やはり、東京への出張 にすべきだろうか?

考えてもスマホの指先はなかなかすすまない。



・・・・・・、


私は この会社でもう5年ほど働いている。

だが実は、栗原さんや はるかとは違うことがある。


2人は 事務系総合職の正社員。

一方、私は技術系の嘱託社員 として働いている。


さらに言うなら、それは 2人と私だけの違いではなく

この会社の中で、私のような立場はごく少数である。



人事制度は 働く人々の心にも影響する。


世間には「ジョブ型雇用」という流行りの言葉もあるが

我が社の中での "嘱託社員" は、決められた範囲の限定的な仕事しかさせられない人 というのが評判の相場であった。


だがその中でも幸いなことに、私はシステム系担当という事で、関わる部署が広く

元来なんでも引き受ける性格なので、得意なことを前面に出しつつも、色々な人と関わりながら仕事上の壁を作らないように心がけてきた。



「吉崎さん なんで嘱託なんですか?正社員になれたらいいのに。」


そんな励ましの言葉をもらえることも、最近多くなってきたと思っている。


それはありがたいことであるし、働きがいもある


・・・・・・、


社内の誰よりもシステム技術に精通して、

あらゆる問題に対応できるよう自分の幅を広げたい。

そうすることが、ここで私が働く価値である。と思っている・・・。

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