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動揺2

「じゃあ、励ましに帰りに二次会につきあってくれる?」


そう、ゴネてみた。


「んー、きっと 飲まない子が車に乗せてくれちゃうと思うから、難しいんじゃないかな~」


真意が読めない、微笑みとも苦笑とも、

どちらともとれる笑顔でそう返される。


もっともそうな理由をつけて断られているだけか・・、


「そっか。そうだね まぁ、参加するか」


はるかにここまで誘われて行かないという選択肢はもはやなかったが、

誘われながら これほど腰が重たいのはなぜだろう、


・・・もしも、栗原さんが、突然 誘いをかけてきた時に

いつでも対応できるように・・・?


それは、極端な例で例えるならば、

何かの理由で突然 亡くなってしまった幼子の親が、

その子の部屋を片付けることなく、いつまでも そのままにして待つようなもの・・・。


そこにあるのは、決して期待などではない。

ただ、そうしたい気持ちから抜け出せず、

合理的な理由などなく、ただ 迷宮をさまよっていたい、ということ。なのかもしれない。


そんな解釈が、世の中に通用するかどうかはわからないが、

自分の 非合理性を、合理的に説明するのは、それくらいしか説明がつかない。



しかし、そんな非合理的な言い訳を建前にしたところで、

栗原さんは “先約がある”というのだから、

わたしがそのスケジュールを空けて待つことは 筋が通らない。


結局、ひとりで、栗原が だれとどんな先約をしたのか、やきもきするしかできない。

そういえば、向井も、来ないらしい・・。


そんな耐え難い時間を一人で悶々と過ごすくらいならば、

皆で過ごしたほうがよい、であろうか。

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