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動揺1
もうすぐ産休に入る同期の女子社員がいる。
彼女を送る食事会を、はるかが企画しているらしい。
招待の一斉メールが わたしのパソコンに届いた。
その送信先の中には、栗原の名前もある。
・・・・・・、
「りっこは、先約があって来られないってさー、」
わたしがしばらく出欠の返事を決めかねていると
会議室に呼び出され はるかがそう教えてきた。
もしも栗原が来るのなら、わたしは行かないつもりだった。
「あと、りっこに 最近どう?って聞いてみたけど、
とくに何もなさそうだったよ。残念だね!もうあきらめな!」
・・・確かに なにか思っているところがあるかどうか、聞いてくれるように頼んだが
その程度の報告で気持ちの整理がつくのなら、
最初からこんなに悩んではいない・・・、
と、はるかに対して思うのは 何回目だろうか・・・。
「だから、気晴らしに飲もう!参加しなよ!」
そう言って、参加者のアタマ数を増やすことが目的なのか
本当にわたしを励ましてくれる気持ちがあるのか わからない。
産休に入る同僚を励ます気持ちはあるが、
皆で飲みに行くという気分になれない。
しかし、はるかの誘いを断ることもしたくはなかった。




