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同僚に2人で飲みに誘われるとして、どれくらいの頻度なら許されるか?
「春夏秋冬の季節ごとに1回くらいなら、いいんじゃない?」
数日後の仕事終わり。はるかを食事に誘って”カウンセリング”を受けていた。
こないだの今日でもこうして付き合ってくれるのは
日々を心細く過ごしている自分にとって 何よりもありがたい。
・・といっても、決して優しくしてくれる訳ではない。
「で、どうしたいの?気持ち整理ついた?はやく諦めた方がいいと思うけど」
優しくも冷たい笑顔で、そう問いかけてくる。
「んー、・・栗原さんと いろいろ話したい。で、気軽に 飲みに誘える関係に・・なりたい・・・」
そう気弱につぶやくと、はるかが その整った顔の眉間に
大きなシワを寄せて 露骨に睨む顔をこちらに見せる。
「だめだね。全然反省してない。もっとゆっくり反省しなさい。」
「・・・」
「もっと、長い目で考えて職場の関係として仲良くしていけばいいっしょ?なんで急ぐの?」
そんな気持ちになれるなら、こんなに悩んだりはしていない! ・・とは 言い返せない。
「・・・だってさ、もしこうしてる間に 向こうに 彼氏でもできたら、もう二度と話す機会がなくなるかもしれない、って思うと・・・」
叱られた子供が言い訳をするような 口調になってしまう。
「それは仕方ないでしょ。ザキは結婚してるんだから。
りっこだって、相手みつける歳頃なんだよ。それをじゃまするの?」
「・・そういうつもりじゃなくて・・・」
正論のように責められて、良い言葉が出てこない。
なにも、彼女の人生の邪魔をするつもりはないのである。
栗原さんが良い相手を見つけるのなら、幸せになって欲しい。
そのために自分と飲みにいくよりも大事なことがあるだろうということも わかる。
だが、そのために こちらにはたった一度の機会すら許されない。のか、、




