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相談2

炭火焼きホルモン。


すすきのに近い 雑居ビルの中にある 大衆的な佇まい。

はるかが選んだ店は、本人の見た目の雰囲気からすると 少し意外なものだった。


薄く煙った店内は金曜日の夜とあって仕事帰りの会社員たちで満席。

通されたカウンター席は、二人で会話をするには 逆にほど良い狭さである。


脂がよくのったホルモンをこれまた年季が入って油の染み込んだ七輪で焼く。


立ち上がる炎を眺めながらビールを進める。


職場での飲み会のこととか、最近の仕事のこととか

なんとない話をしばらくしていたが、


ホルモンをひと通り焼き終えた頃に、はるかから切り出してきた。



「・・で? どうしたの?」


その言葉は、今の自分に最も掛けるべき言葉であるかもしれない。



まったく、どうしたのだろう。自分でもそう思っている。


・・・ほんとに、どうしたのだろう・・・。


問いかけに対して、

目の前でジリジリと燃える七輪の火を、焦点のあわない遠い目で眺めながら、


恐る恐る、言葉にもならない深い溜息を、そのまま隠さずに伝えてみた。



「・・なに?! りっこのこと、ほんとに好きになっちゃったの?! あははははっ」



ケラッケラと笑いながら 直球どストレートの豪速球を

こちらに遠慮なく投げつけてくる。



その言葉への返答は、軽率にはしかねる。

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