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再会2

女性達がデザートを食べ終えて 時計を気にし始めている雰囲気を感じる。

席の端で盛り上がっているお偉方の 話の切れ目を見計らって、

「じゃそろそろ お会計しましょうか」と わたしから促す。


もう10時半近くだから、今からではA駅前の飲み屋街には間に合わないだろうが、この会を切り上げる頃合としては 皆にとって ちょうどよいだろう・・。



会計を済ませ、店を出ると

雨はもう上がっている。



皆で喋りながら、地下鉄駅の方へ歩こうとし始めたそのとき。



わたしの右横にいるK課長が、こちらの方を見て驚く表情をみせる。


わたしたちが居た店の ひとつ隣にある

焼肉屋の方を指さして 言った、


「あ、向井さんだ!」


つられてわたしもそちらを振り向くと、


焼肉屋から出てくる向井の姿があった。




その手には、ビニール傘を2本 持っている。



その瞬間、直感的に、嫌な予感がした。




その予感の理由を考える時間は 1秒も必要なかった。




向井の後ろに続いて、


グレー色のコートを着た 栗原が出てきた。

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