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青空

街中のカフェ。大きな窓からみえる空は青く、秋らしく澄んでいる。


思っていたのとは少し違うが これはこれで 栗原と新しい関係を築けたのかもしれない。

そう前向きに考えることもできる。


また断られるかもしれないが、この先も いつかの時期に誘ってみようか。


・・・・・・、



それから数日が経った昼休みのこと。


普段はあまり行かない 会社近くの食堂へ出てみると、店の前で偶然 栗原と鉢合わせた。


「おー、お疲れさまです!」


「収穫した野菜、食べましたか?」


「うん、食べてる食べてる。特に枝豆多くて、食べすぎてるよ 笑」


注文口に並んでメニューを選びながら、そんな会話を交わす。


店内には 向井や他の社員の姿もあった。


注文したラーメンが出でくるまでの、僅かな時間。


周りの人が途切れたタイミングに、


「こないだは ごめんね・・笑」


「いぇいぇ 笑」


そしてつい 尋ねてしまった。


「また誘ったら来てくれる?!」


「うんー、どうかなっ? 笑」



社交辞令でなく返されるとは こういうことか。


「あははっ、来てくれなそうだね、」


わたしはそう笑って言い残すと同時に、先に出てきたラーメンをカウンターから受け取り 栗原から離れた。



会社までの帰り道。少し遠回りして近くの公園まで歩く。

そして天を仰ぎながら、どこまでも広がる青空の爽やかさを憎んだ。

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