表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/164

打ち上げ

今日は 一人でも飲みたい気分である。


妻には イベントの打ち上げがあると 言って家を出てきた。


とりあえず、行く先を考えるために 駅近くの喫茶店に立ち寄る。


席についてコーヒーを頼み LINEを開く。


一応、送ってみるか。


「野菜たくさんありがとう!」

「こないだのお誘い、一応 今日のつもりだったんだけど・・・どうだろう?笑 無理ならまたでもいいんだけど!笑」


しつこいかなと思いつつ。


コーヒーを飲みながらいると 10分ほどして返信が来た。


「すみません 忘れてました!」

「今日は行けないのでまた今度でもいいですか?」


なにかしらの形で、断られるのだろうとは思っていた。

しかし この返しは予想外だった。


だが これで話は決まった。

コーヒーを飲み干して 街に出る。


少し歩いた先の高架下に、カウンター席だけの古い飲み屋がある。そんな気分になった。


夕暮れの街を歩く。

大きな赤ちょうちんを目印に、縄のれんをくぐって 店に入る。


席に着くか着かないかのうちにビールを頼むと、すぐに出てきた。


まだ 返事を返していなかった。


「忘れてたなら仕方ない!笑 全然気にしないでー、また今度!」

「展示会の、一人打ち上げします!笑」


カウンターに置いた中ジョッキを 写真に撮って送った。


ビールを一気に流し込む。

まぁ、一人で飲むのも悪くない。


店内のテレビでは、ラグビーワールドカップの予選試合が流れている。


しばらく肴をつまみながら飲んでいると、

日本が強豪国に初めて勝ったらしい。

店内がドワッと盛り上がる。


そのとき、LINEの通知が来た。



「本当は、吉崎さん結婚されてるので、

悪いかと思って、どうしようか考えてました。

でも、吉崎さんと仲良くなれてわたしは嬉しいです!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=onimg.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ