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土曜日

土曜。


会社のすぐ近くにある貸しホールで毎年行われる 顧客向けの展示会。

一般の来場者にも開放されるちょっとしたイベントだ。


金曜の午後から入り深夜まで準備がかかった。今朝も7時集合と早かった。


わたしの役割は、会場設営の仕切りとステージイベントの運営。

このイベントに関わる社内の人手は少ない。

しかも、去年の経験者は わたし一人しかいないので “何でも屋”のわたしは 走り回っていた。



栗原さんたちは、畑の収穫作業をしているのだろうか。。


慌ただしくしながらも たまにそんなことが思い出される。



午後3時にイベントは終了し、撤収作業を終えたのは4時過ぎ。


会場からオフィスに戻る途中。50mほど先の 駐車場の方で、畑のメンバー 5、6人が連なって 帰ろうとしているのが見える。手には収穫した野菜らしき物をたくさん持っている。


声をかけようとしたが、皆で楽しそうに話していて 気づかないのか、足早に離れていった。そこには栗原の姿もあった。



業務課のオフィスに戻ると、

机の足元に、野菜が山ほど置かれていた。


「さっき 向井さんたちが持ってきましたよ」


他の課員が教えてくれる。


これはわたしの分け前であり、言い換えればノルマということなのだろう。


大量の大根、ジャガイモ、やや熟れすぎたトマト、収穫適期をやや逃した枝豆、、

収穫は嬉しいことだが、見た目のよさそうなものは 課内で配ることにしよう・・。



野菜の選別と、仕事の後片付けを終えた4時半すぎ。帰り支度をする。


LINEの通知をみるが、誰からも連絡は来ていない。



手元に残った 袋いっぱいの野菜たちを

家に持ち帰ってから、考えることにしよう。

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