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返事待ち
「土曜日ですね、ちょっと確認してみますね!」
30分ほど経った頃に そんな返信が来た。
確認してみます・・か、
まったく良い返事ではないと思う。
でも、こちらから投げかけて
いくらか可能性があるだけでも
なにかの気休めになるような気がした・・。
「わかりました!ありがとう!」と返す。
翌日の昼休み。
近くに用事があったので、栗原がいる総務部のフロアに立ち寄ってみる。
閑散としているフロア。
昼食に出ているのか 栗原の姿はない。
隣の席には、向井が座って仕事をしていた。
「向井さん、お疲れ様ですー」
向井は わたしの5つほど年上の男だが、同期入社の同僚である。
栗原よりも少し前に 業務課からここへ異動していた。同じ畑のメンバーでもある。
「おぉー、どしたの 珍しいね」
「そこに用事あったんで。最近忙しいですか?」
「まぁねー」
挨拶程度に会話をする。
ここで長居しても仕方ない。
「おじゃましました」と 切り上げて、自分のオフィスに戻った。
・・その後、栗原から連絡はなく 土曜日を迎えた。




