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忙しさ
週明け。9月末は仕事の繁忙期である。
やらなければいけないことが 次々に舞い込んでくる。顧客の対応が途切れない一日が続く。
栗原が部署を異動してから 初めての9月でもあった。
いや、栗原に限らず この一年間で業務課のメンバーは ほとんどが入れ替わっていた・・。
中でも栗原は 業務課の経験年数が長かった。
それだけに 残された課員、特に 最近課に配属された者にとっては、その穴を埋めるための負担が大きいようでもあった。
「・・これって、ここまでやる必要あるんですかね?」
残業が長くなると、そんな声が 若い女子社員たちのデスクから聞こえてきた。
それは 必ずしも栗原の仕事を指しているわけではない。これまでの課の仕事のやり方に対する、問題提起であることは理解できる。
それでも わたしには、どうしても栗原のことが思い起こされて、なんとも言えない気持ちになる。




