158/164
在宅ワーク
オフィスの人数分散のため、シフトで在宅勤務の日が決められている。
今日は私が自宅の片隅でパソコンに向かって仕事をする日である。
多くの社員にとって初の経験となる 在宅勤務。
しかし自宅で仕事をするパソコン環境や社内ネットの利用手段がないため、
特に閑散な部署では ”自宅待機” に近い認識であるように聞く。
他人がどうしようと構わないが、私は自分がすべきことをするために
自宅から職場のパソコンを直接操作できるソフトを自費で購入して設定している。
···24時間いつでも職場と同じことができる環境は、システム担当という職種にとっては 便利すぎて 少々危険である。
他の業務が止まっている深夜に、システムメンテナンスやテスト作業が捗る。
深夜何時でも疲れたら寝転がりながら作業ができる。
昼間も、社内チャットと電話転送の利用が浸透して業務課のメンバーとシームレスにやりとりできる。
こうしていると、職場に行かないことが、
これほどストレスの軽減になるとは自分でも意外だった。
人に会わないのは楽である。
··········
夕方。はるかからチャットが入る。
「今日、在宅?ちょっと話せる?」




