150/164
行間
「だからって、りっこに連絡しちゃだめだからね!」
だいたい想像通りの返信である、
形だけでも心配されるとか、そういうわけでもなく、また叱られるだけ。
道すがらのコンビニの駐車場に入り、さっと返す。
「連絡なんて するわけないしょ笑」
大嘘である。
もし、はるかが目の前にいたら、たぶん露骨に目を泳がせて
その言葉がウソであるということを言外に伝えるのだが、
あいにく 文字のコミュニケーションではその表現に至らない。行間を読んでもらえるだろうか、、
駐車場を出て車を走らせると、
またすぐに胸ポケットの端末が震えた。




