表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/164

横流し

その日は、当然のように、何事もなく過ぎ去った。


残されたのは、ありえもしない期待をしていた自分への嫌悪と、

繁忙期の残業をねぎらうために 課長から皆に配られた机の上のチョコ菓子だけである…


ねぎらいにもらった菓子を手に持って席を立つ。


ちらほらと課員が残業しているフロアを通って、はるかの後ろ姿に声をかける。


「おつかれさまー、あげる。」


人にもらった菓子だが いまは自分で食べるより

こう使うことが、自分へのねぎらいになる。


「あ、ありがと。」


突然の声かけに すこし怪訝な顔をしつつ 受け取られる。

まわりに残っている者はいない。


「そういえば、小説読んでるよ。ちゃんと小説っぽくなってるね」


読んでもらえていたか、


「朝、信号待ちとかで読んでるよ」


はるかは車通勤者だ。

もう少し 丁寧に読んでほしいと思うのは、作者のわがまま だろうか…


「ま、どうなるか楽しみにしててください。おじゃましました。」


長居するような理由もないので、

そう言って自分の仕事へと戻ることにする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=onimg.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ