カウントダウン
今年も残すところあと二日となった。
年の瀬のショッピングモールは年越し準備の食料を買い込みにきた家族連れで賑わっている。
フードコートに接する吹き抜けの広場の端では
郵便局の出張販売が机を出している。
年賀状か・・。
今年の1月も、その前の年も、
栗原さんからは年賀状が届いていた。
「今年も畑と飲み会しましょう!」
毎年同じような文面であって、
その畑のグループだから義理として送ってくれているのか、
元々筆マメな性格なのかわからなかったが、
届く年賀状にはこちらからも一応 毎年返していた。
だが先日、ふとした会話の中で はるかからこんな言葉を聞いた
「業務課の女子は年賀状 必ず送るって決まってるんでしょ?」
栗原さん以外の社員からは、届いたり届かなかったりまちまちなので、必ず ということはないだろうが
それならば、異動をした栗原さんからは 今年は送られてはこないのだろうか。
それとも 畑のグループとしての義理で、送られてくるのだろうか。
・・・来たらどう考えるか、・・・来なかったらどう考えるか。
来たら返すのか? 来なかったら、送るのか・・・?
世間ではワイワイとした 年越しへのカウントダウンが、
私にとっては それを考えるタイムリミットが刻々と迫り来るように思えて、年末の気分など味わえやしない。
1週間前にほぼ想像していた通りの、地獄が続いている。
いっそのこと、和歌でも送ろうか。。




