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いつも通常のままですけど

背景色とか文字色って変えた方がいいですか?


今日は時計メイン


動きはじめて三十分ほどすると突然歯車が空回りしてしまった。原因は歯車が軸の上を動いてしまうことであったので軸にヒモを巻いて歯車の位置がずれないようにした。

さらに振り子の錘がだんだんとしたにずれるのでよりしっかりくっつくようにした。

さらにいくつかの問題を解決して二日後の昼前 ニースとヒーラを呼んで時計について説明していた。ちなみに時計については家族にもまだ言っていない。まあリュートみたいに俺が神様と交信しているとか考えて余計に心配されても困るからな。

「いいか この線が真上にきた時にあそこにある日時計にしるしをつける そして次の日に再びそのしるしがついたところに太陽が来るときまでにこの針が何回回ったかを記録するんだ。いいな」

「「はっ 了解です」」

「よし では早速始めてくれ」




昼食を食べて書庫で本を読んでいるとニースが息を切らして走ってきた。

「どうした そんなに焦って」

「若様 あの機械が止まってしまって すっ すみません」

どうやら 自分たちが壊してしまったと思って焦っているようだ。

「わかった すぐ行く」



調べてみると故障ではなく単に動力用の錘が落ちきっただけだった。

「安心しろ 壊れた訳ではない ここをこうすると 」

ってあれ?逆回転させれば確かに錘は戻るがそれではとんでもない速さで歯車がまわってしまい壊れかねない。しょうがないので錘を棒の上を通して巻き付けることにした。

「よしニース 振り子を動かしてくれ」

ニースが振り子を動かしすと時計は元通り時を刻み始めた

うーん二日ごとにこれでは大変だこれは次回に改善の余地ありだな。



三日間それぞれ測って一日目は21と半回 すこし短くして二日目はほぼ19回 三日目で20時間30分

だんだん誤差は減ってきている。ただ日時計は時間の誤差が大きいだから誤差を数分にするには数日にわたって検査する必要がある。しかし錘の交換から考えても検査できる期間は二日が限度であるから この時計は日に5分未満の誤差にはできないだろう。

その辺りも2号試作品への改良点だな。


「そろそろ父上に見てもらうか。」

これ以上試作品を作るには俺一人の力だけでは無理た。父上の後押しがないとこれ以上の改良は難しい。父上に機械時計の良さについてわかってもらうためにはプレゼンだ。

「リュート 紙を何枚か持ってきてくれ」


まずは今までの日時計水時計火時計のそれぞれの特徴をかく。そしてそれらの欠点をもう一度まとめて書いた後それらを解決できるのが機械式だと論じる。機械時計の仕組みを簡単に述べた後、将来の展望と領の発展にどうやればつながりどのような利益をもたらすのかを示す。

よし完璧だ。

父上のところに持っていくか

「父上  エリクです」

「おお どうした?」

「はい これを」

「なに 機械式時計と今後の展望? なんだか王都の学者のような言葉使いだな」

………………………………………………


「なかなか面白かった。 つまりこの機械時計とか言うのを作ってみたいというわけだな」

「あ いえ すでに試作品をつくったので改良のために後押ししてほしいというわけでして」

「なにっ もう作ってあるのか」

「はい あっ後 領の外に売り出す時に父上の名前で売り出して欲しいのですが」

「なぜだ?別にお前でもよかろう」

「いえ 男爵が作ったと男爵の息子が作ったでは前者の方が重く見られます。そしてこの時計はある程度の技術があれば簡単に作れます。父上のものにしたほうが模造品も少なくなるでしょう。」

当たり前だがここには特許も商標登録も著作権もない。なので、真似されても文句は言えない。その上バーレン男爵領は交通の便が良くないので価格でも負けるだろう。ただ、バーレン男爵の発明ということになれば多少は真似しようという職人も減るだろう。

「うーん しかしなあ  それに男爵程度じゃあまり変わらんぞ それにお前が後を継ぐのだから領への利益としてみるならお前にしておいた方がいい」

「うーん そうかもしれませんね」

「それで具体的に何をしてほしいのだ?」

「ひとつは金属加工の職人ですね 歯車をたくさん作るには金属の方がいいのですが今の領内の職人では作れません」

「まあ 槍と矢じりくらいしか作らんからな」

「はい それとその作業場所ですね。あまり他領の人間が入ってこないところで 燃料の木が多いところとなると」

「それなら開拓村が川を遡ったところにある。 あそこなら船で運べるから便利だろう。それと金属加工職人だがもうすぐフラー伯のところに行く。八才になったのだお前もついてきたらどうだ?」

「是非行きたいです」

フラー伯は母上の父上つまり母方の祖父にあたるのだがバーレン男爵領から出るのが馬か歩きなので小さい子供にはきついため未だに会ったことはない。フラー伯領はオルトロス帝国や遊牧民から王国を守るキチン要塞の後方であり補給に都合がいいので剣や鎧をはじめ武器の生産が盛んだ。バーレン男爵領では金属の鎧や剣は作れないので今俺が持っている剣もフラー伯領で作られたものだ。武器の生産が盛んということは金属加工の技術も高いだろう。


もう一巡りぐらいしたら行くようなので楽しみだ



ちょっと時計がうまくいきすぎたかな

もう少し失敗させてもよかったかもしれない

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