ハーレム王の誕生
大聖堂教会には様々な来賓が集まった。田舎の両親・友達、貴族、騎士、そして今日の主役の1人の花婿と4人の花嫁だった。あの時、ティラミスは一夫多妻を王に進言したのだ。この出生率が低い世の中、少しでも上がるようにその見本として、ジョナサンに4人で花嫁になろうという案を出したのだ。最初は驚いた王だが、確かに一理あるとしてその案を呑んだ。サイゼリア以外の3人を平等に愛せるか?ジョナサンは苦しんだが、時間をかけても振り向かせるという女性軍に負けて結婚することにした。だって男の子だからハーレムって夢じゃん?
「ジョナサン・スカイラーク、汝は彼女達に永遠の愛を誓いますか?」
「誓います」
「ティラミス・ベネト、サイゼリア・イタリアーノ、ガスト・スカイラーク、デミタス・ハンバーグ。以上4人はお互いを支えあいながら妻としてジョナサン・スカイラークを支え永遠の愛を誓いますか?」
「『はい、誓います!!』」
「では、ここに5人を夫婦として認めます」
鼓膜が破れるほどの拍手を浴びながら壇上を下りる5人。これから不安なこともあるだろう。しかし、各方面で強い4人の妻を持った夫に怖い物など存在しないだろう。
後の世にハーレム王と名を残すことになるジョナサン。彼は美しい4人の妻とその間に出来た28人の子供達と一緒に婿養子ながら国を裏から支え国を大いに発展させた。そして、王がこの世を去ると周りからの推薦で国王となりますます国を発展させ、争いの少ない平和な世の中を創った。
しかし、魔王没後50年が経つと新たな魔王ドンが現れた。しかし、彼の子供たちが誰1人欠けることなく倒した。
彼は人族のはずだが寿命が長くそれに伴い何故か妻達も長く150歳ほど生きこの世を去った。その際は、何人もの子、孫、ひ孫、やしゃ孫に囲まれながら幸せに逝ったという。
~FIN~
ここで終わります。あとは蛇足てきな物を1本書いて終わりです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。